2018.07.30 [ 歴史・祭り・ひと ]
林業遺産に認定された「木曾山林資料館」の紹介
木曽地域振興局企画振興課のMです。
最近、新聞等で「林業遺産」という文字を見られた方も多くいると思います。
日本森林学会の「林業遺産」は2013年度から制度が開始され、これまでに全国で31件が認定されています。
特に長野県の認定数は他県より多く、6件が認定されています。
長野県の林業遺産選定一覧
〔2013年度〕
№2旧木曾山林学校にかかわる林業教育資料ならびに演習林
№4木曾森林鉄道(遺産群)
〔2016年度〕
№22木曽式伐木運材図会
〔2017年度〕
№26旧帝室林野局木曽支局庁舎および収蔵資料群
№28遠山森林鉄道の資料および道具類・遺構群
№30進徳の森と中村弥六の関連資料群
木曾山林資料館は、制度が開始された2013年度に選定されたもので、「旧木曾山林学校にかかわる林業教育資料ならびに演習林」が認定されています。
資料館は、統合された旧木曾山林高校の校舎が利用され、現在の木曽青峰高校新開キャンパス内にあり、玄関には立派な表札が掲げられています。
展示物は、2つの展示室に分かれて展示されています。
第一展示室はメインの展示室で、木曾山林学校・高校の108年にわたる歩みが、当時の教科書や使用していた測量機器などとともに紹介されています。
第二展示室は木曽にかかわりのある方の手による美術工芸品や著作物が展示されています。
著作物は多数あり、現在も仕分け作業が進められています。
そして資料館の目の前には明治35年(1902年)以来使われてきた演習林が広がっており、現在も木曽青峰高校生の実習場所として使われています。
木曽谷へお出かけの際は、「林業遺産」に触れてみてはいかがでしょうか。
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