1コマ目はA-3分科会「「雑」とローカル×しあわせ」に参加
田中 優子さん(江戸学者 法政大学総長)の発言から
・江戸時代の寺子屋は、誰も先生の方を向いていない「雑」で、文机を持ち込んでそれぞれに学んでいたこと
・庶民は歌舞伎や俳諧を自分達でも楽しみ、地域で娯楽をプロデュースし、パロディ精神にあふれていたこと
・自治組織は全員参加の寄合制、その上で必ず三人のリーダーで決めていたこと
・経済の本来の意味は「経世済民」、万民を救うための運営であること
・村や長屋といったコミュニティは、年代、職業、いろんな人が集まってもともと雑だった
山崎 亮さん
・事務所(スタジオL)がコミュニティカフェづくりに関わり、住民同士で好き勝手にやってごちゃごちゃに
なるほど愛着を持って使われる事例を爆笑のうちに紹介、専門家が全てをつくるよりある程度の「雑」により
市民の活力を引き出す手法が鍵ではないか
・託老所で障がい者の方々もごちゃまぜに働いてもらったら、「ほっとけない」とお年寄りが元気になった
高橋 源一郎さん(作家 明治学院大学教授)
・雑多、わい雑などネガティブな意味でとられがちだが、変で、にぎやか、楽しい、多様な「雑」のヒントは大
・若者も含めて、現代人は型にはめられている社会、均質化した社会なのでは
・人間生まれたときは雑、子育ても雑の極み、雑とは生きることそのもの
・That’s(ザッツ=雑)All(以上)(会場笑)
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