2014.12.06 [ 自然・山・花 ]
掃きよせた落ち葉に 【井月さんのこころ89】
井月さんのこころ シリーズ その89
12月に入り、年末の交通安全運動が始まりました。県下一斉の街頭活動日の1日、上伊那管内は朝からあいにくの雨降りで伊那市と駒ヶ根市で予定していた交通指導所の開設は出来ませんでしたが、伊那市では、午前10時から市役所で出発式を行い、アルクマとイーナちゃんも参加して、一か月の啓発活動がスタートしました。伊那市、伊那市交通安全協会、伊那市交通指導員会では、「伊那路はゆとりの笑顔とゆずりあい」の標語が入ったマナーアップるりんごを啓発用に準備していただきました。
今年の上伊那管内の交通死亡事故は、2件2名で、前年同期に比べて6名減となっていますが、年末を控え、これ以上の交通事故死者を出さないよう、関係者一丸となって取り組んでまいります。
先月末は気温が高めで、しぐれたり照ったり、気温も少し高めに推移していました。
伊那市役所前のけやきなどの木々もあらかた葉を落として、雨に濡れています。
掃よせておちばに雨を聞夜かな 井月
この句の評釈について、井上井月研究者である竹入弘元氏の「井月の魅力 その俳句鑑賞」(ほおずき書籍)から引用させていただくと・・・、
落葉樹の、紅葉の華やかさ。葉を落とし尽くしたひそけさ。自然の営みはかくも厳粛である。高原信州の山河、四季の移ろいは神秘的でさえある。
落ち葉を掃き寄せておく。時雨がさーと来る。夜の静けさに枯れ葉に立てる雨音。「世にふるもさらに時雨の宿りかな 宗祇」「ささ竹にさやさやと降るしぐれかな 士朗」
(落葉・冬)
その雨の後、寒波がやってきました。
2日(火)衆議院議員総選挙が公示され、長野県第5選挙区の立候補受付事務を伊那合庁講堂で行いました。
平成27年産米の都道府県別の生産数量目標が先月末に国から示されました。長野県への割当は194,000トン、面積換算31,240ヘクタールとなり、前年比98.7%となります。 全国計では、751万トン前年比98.2%という目標が示されました。上伊那地域への割当が昨年のような(県平均を下回る)ことにならないよう、本年1月22日付けの文書で長野県農業再生協議会長である県農政部長宛に生産者団体からの要請内容を伝えるとともに、所管の農業技術課長を訪ねて上伊那地域の実態を説明し、27年産米のルール化に向けた配慮を要請してあります。
2014年2月1日 雪積む頃【井月さんのこころ46】
https://blog.nagano-ken.jp/kamiina/food_and_travel/114.html
9月には、「米を中心とする上伊那農業の底力強化への支援」について、知事への地方事務所長施策提案を行ったところです。
2014.10.18 新米炊く頃 【井月さんのこころ82】
https://blog.nagano-ken.jp/kamiina/food_and_travel/7523.html
この度、日本政府が国連教育科学文化機関(ユネスコ)へ推薦していた「和紙 日本の手漉(てすき)和紙技術」が世界無形文化遺産に登録されることが決まったとの報道がありました。
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