い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

い~な 上伊那

2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

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霜降の頃 【井月さんのこころ137】

井月さんのこころ シリーズ その137

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 山の茸も終盤を迎えました。忙しくて見に行かなかった原木栽培のクリタケは、ほとんど朽ちてしまっていましたが、苔生した古い切り株には、まだこんな天然物の株クリタケが生え、自然の力の大きさを思い知らされます。

 上伊那の地域活性化をテーマに長野県経営者協会上伊那支部役員の企業経営者と8市町村長との恒例(7回目)になった懇談会が、13日(火)いなっせで開催され、地方事務所長もオブザーバーとして参加させていただきました。

 開会に当たって、鷹野準支部長(タカノ(株)社長)は、「地方創生にも繋がる伊那谷の将来像についての意見交換の場。景気動向やTPP交渉の結果を受けて企業経営者も変わらなければならない。」 白鳥孝広域連合長(伊那市長)は「リニア新幹線、三遠南信自動車道、R361号線改良などの社会資本整備が進む中、伊那谷の将来を見据えた準備が必要。国(の機能)を支えられる地域を目指し、今の内に将来の核となるものづくりの種蒔きを。」と挨拶されました。

 昨年まで6回の懇談会からスタートした産学官の連携による伊那谷の風景・風土・風格を守る「三風の会」の取組や郷土愛プロジェクトに基づくキャリア教育産学官交流会・夢大学などの取組成果が報告され、更なる推進が確認されました。広域農道(伊那谷風土記街道)沿線の景観保全については、「NPO法人 三風デザイン」(代表:向山孝一KOA(株)会長)を設立し、統一看板デザインの普及プロジェクトを推進していくことが報告されました。

 伊那谷風土記街道の景観育成については、先月知事への施策提案を行った「オール上伊那」の産学官連携プロジェクトです。  2015.07.18 伊那谷風土記街道に 【井月さんのこころ123】

 勝山修一地域活性化委員長(ルビコン(株)社長)の進行で活発な意見交換が行われ、初参加にもかかわらず地方事務所長の発言機会を2回もいただきました。

 予め資料提供させていただいた来年6月5日開催予定の「第67回全国植樹祭ながの2016」の概要について説明させていただき、資金や物品提供等による協力についてお願いを申し上げました。また、長野県の地方創生「総合戦略」案については、人口の将来展望と基本方針、出生率目標の概要について触れ、上伊那地域にとっては「農の付加価値」を大切にして希望する子供の数を産み育てられる環境整備を行い、暮らしやすい上伊那をアピールしていくことが重要であることを強調して申し述べさせていただきました。

 閉会に当たって、塚越寛副支部長(伊那食品工業(株)会長)は、年間35万人の観光客が訪れ、社員教育の場でもあるかんてんぱぱガーデンを例に「INA-Valleyの将来のためには、観光・サービスやイノベートされた農業の振興が重要である。」と結ばれました。

 割烹だるまに席を移して行われた懇親の宴も様々な情報交換で大いに盛り上がりました。

 20日(火)自助・共助で高める地域防災力検討会議を伊那合同庁舎講堂で開催し、自衛隊、警察、消防、自主防災組織、市町村をはじめ関係機関など50名を超える関係者に参集いただき、活動報告や事例発表を行って、地域ぐるみによる防災力向上を目指して情報共有を図っていただきました。

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 県危機管理防災課から趣旨説明と『神城断層地震で生かされた地域のつながり』について紹介があった後、自衛隊松本駐屯地第13普通科連隊第1中隊運用訓練幹部の佐藤正樹氏から『地域防災における自衛隊の役割』について解説していただき、御嶽山行方不明者捜索状況については記録映像で紹介していただきました。今夏の御嶽山行方不明者捜索では、上伊那地方事務所職員も2名ずつ2泊3日交替で後方支援に当たりました。(遡回125遡回126

 事例発表では、『伊那市の自主防災活動』について、伊那市から県危機管理防災課へ交流職員として派遣されている小松剛氏から発表していただき、「自主防災組織を自治会中心の組織から消防団・同OB・民生委員・学校・PTA・日赤奉仕団などが横断的に連携した組織にしていくことにより、防災を通じた共助の地域づくりを目指すことが重要である。」という指摘をいただきました。

 『地域の防災力向上における消防団の取組み』について、上伊那消防協会長(辰野町消防団長)の古村幹夫氏から、辰野町消防団や南箕輪村消防団の幹部が進めている「防災士」の資格取得の取組み、消防戦隊ダンインジャーや防災体操などを通じた幼児・児童に対する防災教育などの先進的な取組みについて紹介していただき、「自衛隊や常備消防に比べて地域住民の顔が見えることが消防団の強みで、何も起きていない時に正しく恐れてもらう呼びかけ活動が重要な役割。消防団と自主防災組織が共用できる資機材の整備も必要である。」という指摘をいただきました。

 各市町村からも夫々3分程度で報告をいただきました。箕輪町の危機管理セーフコミュニティ推進課長の向山静雄氏から「土砂災害警戒情報が発表された場合に避難準備情報や避難勧告の発令について現場担当者として悩む。見逃し三振は許されないが空振り三振は許されるといっても発令には躊躇する。情報の精度をもっと上げてほしい。」と指摘がありました。また、多くの市町村から自治会未加入の住民への情報伝達や災害時住民支え合いマップの更新が困難などといった課題が指摘され、これらを中心に意見交換を行いました。

 箕輪町の向山課長さんは、私が危機管理部消防課長であった当時の県警察本部警備部長(警視正)で大変お世話になった方。こうした頼れる大先輩が身近にいてくださると心強い限りです。確かに空振り三振ばかりで「オオカミ少年」になってしまわないためには、土砂災害警戒情報の精度アップと避難勧告の出し方についての事例検証が必要だと思います。

 NPO法人 日本防災士機構  

 秋も深まり、今日24日(土)は、二十四節気の「霜降」です。

    この道や行く人なしに秋の暮れ  芭蕉

DSC_2687 転作田には、末枯れて真っ黒な実を結んだ翻(こぼ)れんばかりの蕎麦が収穫を待っています。

    この途や霜降りて知る只ひとり  青巒

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