2013.10.05 [ 自然・山・花 ]
秋の深まり感ずるように【井月さんのこころ29】
井月さんのこころ シリーズ その29
朝、車での通勤途上で、パイプ棚に小さな瓢箪がたくさん生っているのを見かけました。
六個生っている塊がありました。「六瓢」と書いて「むびょう(無病)」、これは縁起が良いですね、ということで写真を撮らせていただきました。
写真: 瓢箪
![](https://blog.nagano-ken.jp/img/kamiina/%E3%81%B2%E3%82%87%E3%81%86%E3%81%9F%E3%82%93%EF%BC%88%E5%85%AD%E7%93%A2%EF%BC%89.jpg)
井月さんの句にも瓢箪が登場します。
秋も良(やや)面白うなる瓢(ふくべ)かな 井月
以下、この句の評釈について、井上井月研究者である竹入弘元氏の「井月の魅力 その俳句鑑賞」(ほおずき書籍)から引用させていただくと・・・、
棚にぶらさがった瓢を見ると、そのくびれ方も大きさも違うが、日毎大きくなり、それぞれに面白い。瓢は夕顔の変種。熟果から中の果肉を除いた外果皮が瓢箪(ひょうたん)。
瓢箪に酒を満たしてもらって持ち歩いた井月らしい。
この句の碑が一九八九年中川村大草にできた。「その蔓の細きには似ぬ西瓜かな 井月」など、植物の特性もよく見ている。
(瓢・秋)
写真: 井月句碑 「秋も良面白うなる瓢かな」(中川村大草城址公園)
![](https://blog.nagano-ken.jp/img/kamiina/%E5%8F%A5%E7%A2%91%E5%A4%A7%E8%8D%89%E5%9F%8E%E5%9D%80.jpg)
9月30日(月)伊那合庁総合消防訓練を行ないました。
伊那合同庁舎消防団は、団長(地方事務所長)以下49名。総務、防護警備、消火、避難誘導、救護と各班毎に真剣に取り組み、有事に備えた行動の確認ができたものと思います。
また、今回は伊那消防署の御協力により職員の「煙体験」も実施させていただきました。視界が悪いテントの中で、煙の特性を理解して実際に逃げることを経験し、万が一に備えておくのも大切なことです。
写真:伊那合同庁舎総合消防訓練(9月30日)
このシリーズでまだ写真が掲載されていなかった「秋の七草」で、残っているのは、藤袴(ふじばかま)と朝貌(あさがほ)。これで揃いますね。
朝貌(あさがほ)は、現代の朝顔ではなくて、桔梗(ききょう)のこと。
藤袴の花に渡りの蝶「アサギマダラ」がとまっている写真は、地域政策課のY.Aさんが宮田高原で撮ってくださいました。白の藤袴です。
赤の藤袴は、まだ蕾が多い時期にお隣の庭で撮らさせていただきました
写真: 藤袴(白)にアサギマダラ
![](https://blog.nagano-ken.jp/img/kamiina/%E3%82%A2%E3%82%B5%E3%82%AE%E3%83%9E%E3%83%80%E3%83%A9%EF%BC%88%E5%AE%AE%E7%94%B0%E9%AB%98%E5%8E%9F%EF%BC%89.jpg)
写真: 藤袴(赤) 桔梗
![](https://blog.nagano-ken.jp/img/kamiina/%E3%83%95%E3%82%B8%E3%83%90%E3%82%AB%E3%83%9E02.jpg)
![](/img/kamiina/%E6%A1%94%E6%A2%97.jpg)
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