い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

い~な 上伊那

2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

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年の暮れに 【井月さんのこころ92】

井月さんのこころ シリーズ その92

 いよいよ年の暮れも押し迫ってきました。

 今年の冬至(22日(月))は、19年に一度という「朔旦冬至(さくたんとうじ)」。旧暦11月1日(霜月朔日)が冬至と重なり、日も月も復活するということで、古来から「瑞祥吉日」として祝われてきた、まことにお目出度い日で、おまけに今年は「大安」でもありました。

 冬至には「ん」のつくものを食べると「運」が呼びこめるといわれ、にんじん、だいこん、れんこん、うどん……など「ん」のつくものを「運盛り」といい、縁起をかついで食べる風習があります。かぼちゃは、漢字で「南瓜(なんきん)」。縁起かつぎばかりでなく、ビタミンAやカロチンが豊富で保存も利くので、冬に栄養をとるための知恵でもあるのです。

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 23日(水)天皇誕生日、休戸耕地の注連縄づくり講習会が公民館分館主催で行われました。年末の恒例行事です。

 正月を迎える準備で欠かせない注連縄づくりですが、買ってきて済ませるのが一般的になりつつあります。

  叮嚀にする筈なれど輪七五三かな  井月

   (ていねいにするはずなれどわじめかな)

 やはり、稲作文化の良さは、こうした伝統ある丁寧な手作業の伝承にあるのではないでしょうか。

 藁を湿して縒って縄を編み、切り下げを付けて注連を張る。餅や御神酒を供えて、歳神様に越し方一年の息災を感謝し、心新たに新年を迎える。

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 24日(水)長野県農業再生協議会上伊那地方部(部会長:地方事務所長)の総会がJA上伊那伊那支所で開催されました。来年産の米の割当数量配分に関する重要な会議です。

 遡回その89に記したとおり、先月末に平成27年産米の都道府県別の生産数量目標が国から示され、長野県への割当は194,000トン、面積換算31,240ヘクタールで、前年比98.7%となりました。上伊那地域への割当が昨年のような(県平均を下回る)ことにならないよう、本年1月22日付けの文書で長野県農業再生協議会長である県農政部長宛に生産者団体からの要請内容を伝えるとともに、所管の農業技術課長を訪ねて上伊那地域の実態を説明し、27年産米のルール化に向けた配慮を要請してあったところです。

2014.12.06 掃きよせた落ち葉に【井月さんのこころ89】

 上伊那地域への割当は、前年比1.0%減の28,686トン、面積換算約4,499ヘクタールとなり、これを基に平成27年産米の市町村別生産数量目標を配分しました。

 全国的な米の需要量減少と在庫量増加などにより国から長野県への配分は前年比1.3%減と2年連続の減少となりますが、県では地域からの要望等も踏まえて算定ルールを見直し、29年産までの3か年間の配分ルールを示しました。市町村別の生産数量目標を前年の目標数量を基にした「基本枠」に水田農業を主体的に行う経営体の育成と経営安定を図るための「施策枠」を加味することにより算定することとし、著しい増減がある場合は激変緩和措置(±1.5%)を講じることとしています。施策枠は、担い手への農地の利用集積と環境にやさしい米づくりの取組みを加味するというルールです。

 平成27年産米については、基本枠97%、施策枠3%とし、この施策枠の中で25年度までの取組実績に対する評価を1%加味することになりました。上伊那地域への施策枠配分は単年度分(農地利用集積等の増分)として479トン、過去の農地利用集積の実績分等として547トンが加味されており、一定の評価ができるものと考えます。

美篶 米

 市町村の担当課長さんや農業委員会長さん方から、生産調整に協力的でない他地域の過剰作付けに対する意見等がありましたが、上伊那地域は転作率が既に4割を超えており、米以外の作物による転作はこれ以上困難な状況にあることから27年産米についても、生産者団体のJA上伊那を中心とする「米による転作の推進」を基本に、加工米、飼料用米、備蓄米などの「水田活用米穀」に取り組み、主食用米との価格差を補填しあう「とも補償」により、上伊那に配分された主食用米の生産数量目標を100%活用していくことでの基本合意をいただいたところであります。

 上伊那地域の農業は米を中心に成り立っており、平成29年度をもって行政が関与する生産調整政策は廃止されることになりましたが、今後とも県内トップクラスの米産地として持続的な水田農業を継続するため、担い手への水田の利用集積による規模拡大と乾燥調整貯蔵施設等の計画的整備並びに利用拡大による低コスト生産を進めるとともに、環境にやさしい米づくり等による食味の優れた高品質な米の生産を推進してまいることとしております。

 今年度、知事へ施策提案を行った「米を中心とする上伊那農業の底力強化への支援」に基づき、上伊那の強みである米と酪農、そして農地の基盤整備率の高さに一層の磨きをかけ、米については地域全体での「とも補償」を今後3年間は維持しつつ、平成30年度以降も米産地として生き残れるように地域一丸となって取り組んでまいりたいと考えています。

2014.10.18 新米炊く頃【井月さんのこころ82】

 米は、昔も今も上伊那地域の社会生活・文化の基本です。年末のほほえましい景色を井月さんはこう詠んでいます。

   餅搗や恥しながら婿と嫁  井月

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