い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

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魅力満載のローカル線!!飯田線~南箕輪村編「北殿駅」

探検隊OTです。

今回は、南箕輪村にある北殿駅を紹介します。

北殿駅は、南箕輪村の玄関駅となっており、駅前には商店、工場、診療所などが並んでいます。平成11年に駅舎が解体され、現在の待合所が建設されました。

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(2番線の様子です。)

昭和13年に北殿駅に勤務していた駅員さんの想い出の記述をみつけましたので紹介します。

年末になると、発送荷物では、白米、野菜、漬物、果物と多いのは餅。到着する荷物は、みかん、新巻はよいが、重荷は製糸工場から帰る女工さんの手荷物行李でした。手荷物扱いなのですが、数、量が多いから貨物で輸送するため、貨物列車で到着しました。個数も多く、重い荷物で、保管場所がありません。数日間上りホームへシートで囲んで置いたのですが、雨・雪の対策、盗難予防等大変でした。

当時の生活風習や多くの女工さんが働きに出ていた様子がうかがえます。

 

<北殿駅基本データ>(開業当時「きたとの」、昭和18年国鉄移管「きたどの」、昭和31年「きたとの」と呼称がたびたび変更になっています。)

・無人駅

・ホーム 2面2線

・標高 661m

・開業 明治44年11月

・1日平均乗車人数 281人(平成25年)

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駅横には駐輪場と公衆トイレがあります。

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国道153号から下りてくると、上の写真の林の脇から出てくることになります。(国道には、小さな駅表示看板があります。)

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(上の写真は、北殿駅の南側で、田畑駅方面の様子です。場内踏切で、乗客は2番線に渡ります。)

 

北殿駅というと、飯田線の鉄道事故として、また日本の列車制御装置改善に影響を与えた事故として忘れられないものがあります。

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