2014.02.20 [ 長野地域の【農業】 ]
生物学実験 化石鑑定
農業大学校のやぎ座です。
2月18日「化石鑑定演習」を行いました。とはいえ、場所は大学校ではなく群馬県です。
1年生は必須科目として生物学の講義と実験を行っていますが、いままで学んできた知識の総まとめということで、博物館としては評価が高い群馬県立自然史博物館を訪れました。
館内にはいるといきなりトリケラトプスの発掘現場のレプリカが出迎えます。
続けてT・レックスと鉢合わせますが、これはロボットになっていて時々動くのです。
館内の見学を終えたのち、市川光早学芸員の指導を受けつつ、学生たちは岩石から木の葉の化石を取り出し、取り出した木の葉の化石の鑑定実習を行いました。使用したのは、栃木県塩原市の第四紀更新世中期、約30万年前に存在した古塩原湖に堆積した塩原湖成層の岩石です。
ミズナラ、イヌブナ、オオモミジ等、植物化石の他にも、カエルやクモ、トンボの幼虫、ウグイも出ることがあると聞き、熱心に取り組みました。
化石を無事取り出せると葉脈の姿からどの植物かを判断します。
「カナズチを使って化石を探す体験ができて良かった」「初めて化石を砕いたのでとても新鮮だった」「ブナの葉の化石を見つけて楽しかった」「何万年前も以前の植物を自分で取り出してみることができ感動しました」等の感想を寄せました。
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