来て!観て!松本『彩』発見

歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

長野県魅力発信ブログ > 来て!観て!松本『彩』発見 > 自然・景観・名所 > 地域の利水の実態を学ぶ「水巡りアクアツアー」が開催されました!(前編)

地域の利水の実態を学ぶ「水巡りアクアツアー」が開催されました!(前編)

P1110593

10月8日(水)に、豊かな環境づくり松本地域会議が主催する

水巡りアクアツアー ~郷土の水とその活用を学ぶ~」が開催され、奈良井ダム

長野県企業局松塩水道用水管理事務所平出の泉笑亀酒造場を視察しました(^^)/☆

このツアーは松本地域の水資源の保全と大切さを学ぶもので今回で3回目となります。

当日は地域会議会員と公募による県民の皆さんあわせて49人が参加し、私たちの生活に

深く関わる水の大切さ地域資源として保全していく必要性を学びました。



P1110582P1110585

まずは松本地域の大切な水道水源で奈良井川の上流にある奈良井ダム
なんとまあ水巡りアクアツアーに最高のコンディションなのでしょう(*^^*)♪

最近は雨男になりがちの私でしたが、ここ数日の行いがよかったのでしょうか(笑)

奈良井ダムは31年前(昭和58年)に建設された、中央コア型ロックフィル式ダムで

①洪水調節 ②生活用水の供給 ③農業用水の供給 ④管理用発電など様々な役割を

果たしていることから「多目的ダム」と呼ばれています。

人と比べても、その大きさがわかりますね(゜゜)※幅180m、高さ60m

P1110577P1110580

奈良井ダムについて奈良井川改良事務所の高野さんが詳しく説明をしてくれました(^^)

ダムの貯水量は東京ドームなんと3杯分!これは10年に1度の渇水にも耐えられるように想定され

水が上流2kmにまで溜まっています。また、洪水の際にはさらに水を溜めることができ、その量は

東京ドーム3.5杯分!! 80年に1度の大雨を想定しているそうです
今年の7月、ダムの貯水率が22%にまで落ち込むということがありましたが、その後の雨などで

現在は100%になっているとのこと。まさに恵みの雨だったんですね\(^^)/
奈良井川の最上流はこの先20kmほど先にある標高2653mの茶臼山。その1滴が奈良井川となり

犀川に合流し千曲川(信濃川)に合流して海へと流れます。その長い流れの中で水は多くのひとに

使われています。川の水を大切に、きれいな川を保ち続けることの重要性を再認識できました。

P1110599P1110603

奈良井ダムの次は長野県企業局松塩水道用水管理事務所で、この奈良井川の水(原水)から私たちが

いつも飲む安全な水(浄水)へときれいにしていく過程の視察です
松塩水道用水管理事務所では、毎日81000㎥(プール216杯分)の水が作られ、松本市・塩尻市・山形村の

約23万人がその水を使用しています。想像もつかないとても膨大な量ですね(><)!

2つ班に分かれて、管理事務所の今井さんと金井さんの説明を聞きながら各施設をまわっていきました。

P1110612P1110613

始めは着水井(ちゃくすいせい)。奈良井川の水が一番初めにやってくるところです。

写真でもわかるように、この段階でもきれいな水ですが台風などがあったときには茶色く濁って

しまうそうですここから薬品混和池を経てフロック形成池に送られます。

P1110619 P1110621

薬品混和池ではポリ塩化アルミニウムという薬品を入れ、フロック形成池で水中の羽根車を回すことにより、

泥やゴミが互いにくっつきあって泥のかたまり(フロック)が作られていきます。

参加者の皆さんと一緒に水中に目を凝らすと、小さなフロックが確認できました
P1110623P1110625P1110609

フロック形成池の水はとなりの長さ67m×幅13m×深さ4mもある巨大な薬品沈殿池に流れます。

この池で4時間かけてフロックは沈んでいき、池の入り口付近では底が見えなかった水も

池の出口付近でははっきりと底が見えるまでに透明度が増していました
工事期間とあって、普段は見られない水のない薬品沈殿池も見ることができました。

沈んだ泥たちは、毎秒13mmで動く泥かき寄せ機でゆっくりゆっくりと集められていきます。

このあと薬品混和池(後混和池)で水の殺菌消毒のため次亜塩素酸ナトリウムが入れられます。

 P1110628P1110629

水はついに急速ろ過池まで来ました!急速ろ過池では、下から砂利・砂・アンスラサイト(炭)

3層によって取りきれなかった浮遊物を取り除いていきます。ろ過池は全部で16あり、目詰まりをしないように

2日に1度逆流洗浄をしてきれいにしています 施設内はふんわりとプールサイドの香り(塩素臭)が漂っていました。

ろ過池を通った水は、滅菌井浄水池を経て安全な水として各家庭や学校に送られていきます。

P1110636P1110653

 ろ過池の砂には写真のようなビニールゴミがいくつも混じっていることも教えてくれました
ポイ捨てであったりゴミが風に飛ばされたりしないように日頃から気を付けたいですね!

各施設を見て回った後は、DVDを見て概要をおさらい(^^)イラストや説明がわかりやすく、

安全な水のために何重にも徹底された管理がされていることがわかりました
水の惑星と呼ばれる地球ですが、私たちが使える水というのはたった1%ほど。

ここでもまた、水の大切さということが学べた貴重な機会となりました\(^^)/

P1110660P1110661

お昼の時間となり、みなさんポカポカ芝生の上でランチタイム(^^)会話も弾んで楽しい時間でした♪

いやぁ、こんな解放感たっぷりのところで昼寝なんてしたらいつまでも寝ていられそうです(笑)

実はこの芝生の下には、滅菌井浄水池がありほこりが入らないようになっています。万一水が止まっても

2時間は供給ができるそうです。

さて、水巡りアクアツアー(前編)はここまでです。

松本地方事務所環境課で水道業務を担当している私としては、目で見て触ってかなり有意義な時間になりました(^o^)☆

皆さんも、いま何気なく飲んでいる水が何重にも管理された中でできたものであること時には

思い出してもらえたらうれしいですね
それでは、水巡りアクアツアー(後半)、乞うご期待!

 

LINEで送る

このブログのトップへ