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昔は八ヶ岳にもいたライチョウと温暖化の話・上 ――バードフェスティバル諏訪3――

(以下、画像として掲載している)パネルを制作したのは、
長野県自然保護レンジャーでライチョウサポーターズでもある山本篤子さんです。

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【絶滅危惧種】

長野県や富山県、岐阜県の県鳥であり
国の特別天然記念物に指定されているライチョウはキジ目キジ科の鳥で、
世界に17種類が生息しています。

ユーラシア大陸北部やアメリカ大陸の北極海沿岸の
ツンドラ地域を中心に広く分布していますが、
スペインとフランスの境であるピレネー山脈や
ヨーロッパアルプス、日本のアルプスにも
「隔離」された形で生息しています。

南限は日本の南アルプス。

彼らは約2万前の氷河期に、
シベリア方面からやってきました。

しかし氷河期が終わった1万年前、
北に帰らず高山帯に上がったライチョウがいました。

その結果、日本のライチョウの生息地は
狭い2500m級の高山帯に限られてしまったのです。

そんな「氷河期の生き残り」であるライチョウは
国の特別天然記念物に指定されていると同時に、
環境省のレッドリストでは
近い将来に野生での絶滅の危険性が高い
「絶滅危惧種IB類」に指定されています。

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