しかし「木曽駒でライチョウの繁殖なるか」と
躍り上がったのも束の間、
7月11日にはヒナが一羽も見当たらず、
母親がぽつねんとたたずんでいたのです。
ライチョウのヒナは体温を維持するため
20分に一度ほどは母親の羽毛の下にもぐりこんで
温まろうとしますから、
メスライチョウがずっとひとりでいるということは、
ヒナたちが天敵の動物に
捕食された可能性があるということ。(泣)
しかし子を亡くした母ライチョウは、
10月9日に生存していることが
分かりました。
(画像は諏訪湖と中央アルプス(右))
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【ライチョウという名前】
ではこのぷっくらとした愛らしい鳥が、
なぜライチョウと呼ばれているのでしょう。
平安時代には「らいのとり」と呼ばれていましたが、
江戸時代には「ライチョウ」という名前が定着したようです。
名前の由来には諸説あり、
イヌワシやクマタカといった
天敵の猛禽類に見つかるのを避けるため
雷が鳴るような天気の悪い日によく行動するからだとか、
メスの成鳥の模様が「雷模様」だからなどと言われています。
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