こんにちは林務課のM・Oです。
奥山で純白のアズマイチゲが笑みを見せ、
そば屋の店先では「山菜天ぷら」の文字が
躍る季節となりました。
どちらも凍てつく冬を乗り越えた
ご褒美のようなもの。
思い出すだけで幸せな気分になりますが、
実は花を愛し山菜に舌鼓を打つのは
人間だけではありません。
ツキノワグマもネマガリダケやフキノトウ、
セリなどの山菜が大好きなのです。
それに冬眠中にたまった宿便を出すため、
下痢・嘔吐の作用がある
ミズバショウを食べるとも言われています。
(ロシアの熊は、やはり宿便を出すため
海岸まで出かけてワカメなどの海藻を食べるそうですが)
このほか新緑前の山の中で
たおやかな白い花を咲かせるタムシバや、
ブナの若芽も好物です。
(だから、熊も花を愛しているのです。別の意味で…)
私の知人は春山で、
タムシバの大木に登って一心不乱に
花をほおばっているツキノワグマを
見たことがあるそうですが、
「あんな細い枝先までどうやって登ったんだ!」
というような場所で
「むしり食い」をしていたとのことです。
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