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昔は八ヶ岳にもいたライチョウと温暖化の話・上 ――バードフェスティバル諏訪3――


(画像はライチョウの生息地である標高3067mの御嶽山)

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【旅するライチョウ】

ライチョウは現在、
新潟県の火打山や焼山、北アルプス、乗鞍岳、御嶽山、
南アルプスなどで生息が確認されていますが、
その数は2000羽以下と言われています。
(実際は1700羽ほどまで減っていると推定されています)

江戸時代の文献には
蓼科山や八ヶ岳にもいたと書かれているそうですが、
その後八ヶ岳からいなくなりました。

1990年代には八ヶ岳の天狗岳で目撃情報があり、
大がかりな捜索隊まで出動しましたが、
残念ながら発見には至りませんでした。


(画像左端が標高2646mの西天狗岳  画像右奥は赤岳と阿弥陀岳(右端))

その時八ヶ岳に来たライチョウは、
恐らく他の生息地から飛んできたのだと思われます。

それまで住んでいた場所の環境が悪くなったので、
遠くに見えていた新天地に未来を託したのでしょう。


(画像は初冬の八ヶ岳連峰 左端が標高2646mの天狗岳)

それに同じ場所に住み続けると近親交配が生じるので、
メスは生まれた年の冬になると
「旅心」がムクムクと頭をもたげるのだと言われています。

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