事実、山本篤子さんが北岳で
「見守り活動」を行った母ライチョウは、
ニホンザルの姿を見た途端
「ク~クククク…」という「警声」を発し、
ニホンザルが立ち去るまでずっと鳴き続けたそうです。
ヒナを食べられたことがあるのでしょうか。
とにかく「ニホンザルは危険」ということが
現代のライチョウたちには
しっかりと刷り込まれているようです。
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【減っているライチョウ】
こうした様々な要因が重なり、
1980年代には北アルプスと南アルプスで
3000羽ほどいたライチョウは
2000年代には2000羽以下となりました。
(近年は1700羽ほどまで減少したと言われています)
北アルプスの常念岳一帯などでは、
1979年に82ヶ所あった縄張りが、
2017年には40ヶ所に半減したと
推定されています。
(画像は冬の北アルプス 左端が常念岳(2857m))
では、ライチョウを絶滅させないため、
どんな取り組みがなされているのでしょう。
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