2016.10.07 [ わたしたちの仕事 ]
建築物応急危険度判定模擬訓練に参加しました
建築課のコウです。
10月2日(日)長野県総合防災訓練の一環で、建築物応急危険度判定模擬訓練が、佐久市臼田総合
運動公園において行われました。
応急危険度判定とは、どんなものか皆様なんとなくわかると思いますが、今回訓練の状況をお知らせ
しながら紹介させていただきます。
大規模な地震が発生した場合、避難施設や住宅がそのまま使用してよいか不安になると思います。
そのような時に、使用してよいどうか応急的に判断するのが、応急危険度判定制度です。
判定は、県及び市町村から依頼され、講習会を受講した建築士等の有資格者が行います。
では、実際地震があった時に、申込みや費用がどうなるのか心配される方もあるかもしれませんが、
ご安心ください。申込み不要、費用もかかりません。
判定等は、建築士さんたちのボランティアで行っていただいております。(感謝)
まずは、参加者へのガンダンスから始まりました。適度に年季の入った模型を使い、建物の傾斜を
測定します。
◆ 適度な傾斜が何とも言えない模型(真っ直ぐ作るより難しいらしい?)
次に、被災建物を想定した建築物の被災状況を確認し、判定を行うのですが、実際に被災している訳
ではないので、被災状況を記入した課題を紙に貼り、判定を行いました。課題は、地盤の状況から、
外壁の状況、落下物に危険性、屋根・瓦の状況など多数を想定しています。
参加者が31名いたので、5班に分かれ班ごとに3棟(住宅2件、避難所1件)を判定することと
なりました。皆さん活発に意見を出して判定を行っていて、「課題が抽象的だ」、「写真があれば
もっと正確に判定できる」など、今後の課題となる意見もでていました。
◆ 真剣な表情で判定する診断士(普段と違うとも?)
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