2015.11.09 [ わたしたちの仕事 ]
「地域発元気づくり支援金」の優良事業(H26年度)をご紹介します。
地域政策課のGenkiです。
県では地域づくりを実践される皆様の多彩な取組を「地域発 元気づくり支援金」で支援しています。この度、平成26年度に佐久地域で実施された55事業の中からモデル的な優良事例を選定し、10月21日(水)に佐久合同庁舎講堂で表彰式と成果発表会を開催しました。
当日は80名を越える多くの方にお越し頂きました/受賞された団体の代表の皆様です。
それでは受賞団体の取組をご紹介します。最初は県知事表彰を受賞したなつまちおもてなしプロジェクトです。
2012年に放送されたたアニメ「あの夏で待ってる(通称:なつまち)」は放送終了後も人気が衰えることなく、「聖地巡礼」と称し作中の舞台となった小諸市内各所を訪れる県内外の若いファン層が多くいらっしゃいます。26年度は、新たに四季毎に小諸の情緒・文化・自然を伝えるオリジナルアニメ画を制作し、ポスターを始めとするPRに活用したり、地域のまつりにファンを募り「なつまち連」を組織して参加したり、作中で登場するスポットを紹介する「聖地巡礼マップ」の制作等を行いました。このマップには声優のメッセージも掲載するなど、よりプレミア感の高いものとなっています。
なつまち新聞 / こもろドカンショ「なつまち連」参加者
事例発表の中で、放映後3年経っても人気が続いているのは、アニメの力だけに頼るのではく、地域とファンが一緒に交流したり意見を聞いたりしながら、常に楽しめる企画を考え続けていることが秘訣であり、今後は外国人からの反響も多いため海外からのツアーなども計画しているというお話がありました。
次は地方事務所長表彰(4団体)です。
長野LP協会佐久支部では、中山間地の重要なライフラインであるLPガスの災害時の活用をより進めるため、普段家庭にありそうな食材を使って、手軽にでき栄養もとれるメニューを掲載した「災害時に役立つ料理レシピ本」を作成・配布しました。また、防災訓練において、LPガスを活用した発電機による携帯電話充電ステーションの実演や炊き出しセットの展示を行いました。
レシピ本
佐久昔ばなし大学再話研究会では、佐久を中心に地域で語られてきた昔ばなしを、基礎理論に則り耳で聴いてわかる文に整える「再話」と子ども達への読み聞かせ等の活動を行っています。26年度は、これまで15年間にわたり研究してきた再話の理論に基づき、佐久地方に伝わる物語32編を、「むかしあったとさ」という冊子にまとめ、3,000 冊を保育・教育関係施設に配布しました。また、昔ばなしの伝承の重要さを伝える講演会や語りの会の活動も活発に行われています。
再話集「むかしあったとさ」 / 語りの会
跡部踊り念仏保存会では、一遍上人により伝えられ、736年間にわたり跡部区に伝承されてきている国重要無形民俗文化財〝跡部踊り念仏〟の保存・伝承に取り組んでいます。特に、伝承者の増員と若年層の後継者育成が課題となっているため、26年度は、一遍上人の生い立ち、佐久へ伝えられた経緯から現代までの伝承の歴史を冊子「跡部の踊り念仏」に編纂し1,000冊を区民や図書館等へ配布した他、学習会を開催したり、小学生を対象とした「夏休み子供踊り念仏」を開催しました。
冊子「跡部の踊り念仏」/夏休み子ども踊り念仏
SAKU BLOOM実行委員会では、冬季における佐久の魅力「佐久の美しい星空」を地域内外に発信することをコンセプトに、「交流人口の創出」や「地域経済の活性化」を推進することを目的として平成24年度からSAKU BLOOM イルミネーションを開催しています。
26年度も、11月から1月中旬までの2ヶ月間以上にわたり佐久平駅前のミレニアムパークで40万球のイルミネーションを点灯し同時に様々なイベントを開催しました。すっかり冬の佐久の風物詩として定着したこのイベントは、27年度も電球を45万球に増やし、11月1日から点灯が始まっています。
SAKU☆BLOOM上空写真 / 星空ウェディング
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