2015.10.01 [ わたしたちの仕事 ]
究極の癒し!? 五郎兵衛用水見学ツアー
こんにちは!
農地整備課のKS38です。
今回は、毎年の恒例行事、「浅科小学校4年生の五郎兵衛用水見学」について投稿させて頂きます。
佐久市内の小学校は、4年生になると、必ず「地域の偉人」である、「市川五郎兵衛翁」について副読本を用いて勉強することになっています。
五郎兵衛翁は、御存知?のとおり、今やブランド米の産地としても名をはせている「五郎兵衛新田」を私財を投じて開拓し、現在は正式に「神様」として祀られている佐久の大偉人であります。
現在、五郎兵衛翁が開削した水路は、「五郎兵衛用水」と呼ばれ、地元の「五郎兵衛用水土地改良区」にて管理されておりますが、この改良区が地元の浅科小学校のため、一肌脱いで、用水のツアーを実施している訳であります。
この取組は平成21年から開始され、毎年実施されてきました。
市内の小学校全てが対象、といかないのが残念でありますが、次世代を担う子供たちに対する啓発活動が評価され、五郎兵衛用水土地改良区は、平成22年に「歴史伝承マイスター」の二つ名とともに、21世紀土地改良区創造運動の「全国大賞」を受賞しております。
さて、前置きが少々長くなってしまいましたが、我ら農地整備課も、このツアーにおいては講師として、毎年同行しております。
近頃雨模様の天気が続いておりますが、当日は何とか曇り空。ツアーは始まります。
まずは、学校の脇を流れる水路についての講義です
この水路は「築堰(つきせぎ)」と呼ばれ、水を少しでも遠く、広く届けるため、土盛りをして、そこに築かれているのです。
何も知らずに眺めれば何の変哲も無い水路ですが、ここを流れる水が遠く蓼科山を水源としていること、当時、水を流すために様々な工夫が凝らされていたことを学びます。
お次は、本来なら五郎兵衛記念館の室内において、ビデオや模型などを使いながら江戸時代の水路と近代になってからの水路の違いなどについて学ぶのですが・・
残念ながら記念館は年に一回の古書燻蒸の真っ最中
青空教室にて、講義を行います。
かろうじて準備できたサイホンの模型で、“現在の”五郎兵衛用水路の特徴の一つである「サイホンの原理」を体験してもらいます。
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