2013.12.12 [ わたしたちの仕事 ]
より乾いた木質チップを届けるための取り組み! ~その8~
かもしか@林務課です。
お待たせしました、早速発表します!
カラマツの3ヶ月目の結果はこのようになりました!
早くも、全ての試料が目標としていたM30以下という水分量に達し
ました。
我々スタッフは、この結果を驚きながら聞きました。
それというのも、実は、各試験地の状況の差や寒暖を調べるために、
温度・湿度測定機を置いていたのです。
これが、その機械です。手の中にすっぽり納まる小ささですが、長期間
しっかり測定してくれる優れものです。
上のグラフが気温、下が湿度の測定結果です。ひとつひとつの山が
1日毎の推移です。特に湿度を見てください。
森林内はとても湿度が高いです。夜は100%に近い値が続いています。
以前の報告にも、近くに沢があり、湿気が高いことをお知らせしました
が、そんな場所でもカラマツは乾燥し続けていたことになります。
ただ、それよりももっと気になることがあります。
割りも剥きもしていない大丸太が、
一番乾きにくいはずの下段でM30に達している
ではありませんか!?
カラマツの一本一本の個性もあり、これが標準とは一概には言えません。
ただ、何にもしなくても3か月置けば、燃料用チップに使うことができる
こともあることを数字は示しています。
これは夏から冬にかけての温かい気温での実験ですが、前回報告した秋
から春までの実験ではどうなってしまうのか、早く比較したくて仕方ありません!
☆これまでの活動
・より乾いた木質チップを届けるための取り組み! ~その7~
・“営業班”の中間発表!!
・より乾いた木質チップを届けるための取り組み! ~その6~
・より乾いた木質チップを届けるための取り組み! ~その5~
・より乾いた木質チップを届けるための取り組み! ~その4~
・より乾いた木質チップを届けるための取り組み! ~その3~
・より乾いた木質チップを届けるための取り組み! ~その2~
・より乾いた木質チップを届けるための取り組み!
・チップボイラー導入希望の事業者を募集します
・木のチップを佐久の燃料に!
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