2013.07.23 [ わたしたちの仕事 ]
木のチップを佐久の燃料に!
かもしか@林務課です。
佐久の林業関係者は、新たな産業を創ろうと動き始めました。
木のチップをボイラーの燃料にするプロジェクトです。
現在、佐久で作られる製紙のチップの在庫が問題になっています。
木材として利用できる森林が多くなり、林内から運び出す間伐を行っていますが、
同時にどうしてもチップにせざるを得ないような低質の木材も出てきてしまいます。
そうした木材はチップにして製紙会社などに運びますが、それが大量に余っています。
このチップを燃料にすることはできないでしょうか。
木のチップを使って、その熱を暖房や給湯に効率良く利用することは、
・林産業の活性化(より多くの収入につながる)にも
・環境(二酸化炭素排出削減)にも
・ボイラーユーザー自身(燃料費節減、二酸化炭素排出削減をアピールできる)にも
プラスに働くからです。
(例えば年間100キロリットルの灯油を使っていた方が木のチップに燃料を替えると、
年間約490万円の節減、約249tのCO2排出削減
につながる可能性があります)
そのプロジェクトの一端として、7月12日に研究会を立ち上げました。
期限を2年間とし、まずは平成26年度中に少なくとも1基のチップボイラ導入を目指します。
会解散後に佐久管内にチップボイラが普及する事を目的としています。
これを達成するために、
・ボイラの導入をどうはたきかけるか
・より乾燥したチップを製造するための試み
について話し合い、スケジュールや作業分担が決まりました。
近日中に、プロジェクトから重要なお知らせがあります。
お楽しみに!
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