佐久地域は「標高が高い」「晴天率が高くて空気が澄んでいる」ことから、美しい星空を見ることができる環境であり、天体宇宙観測施設がいくつも存在します。
そんな佐久地域の中で、日本三選星名所に選ばれている南牧村で、10月21日(土)に「星空の街・あおぞらの街全国大会in信州南牧村」が開催されました。地元の南牧村立南牧南小学校や環境省から星空についての調査報告や、国立天文台野辺山宇宙電波観測所の所長さんの記念講演が行われる等、佐久地域の星空の魅力が全国に発信されました。
この全国大会を契機に、佐久地域の小中学生に、自分たちが住む地域が「こんな身近に美しい星を見ることができるんだ!」と実感してもらい、自分たちが住む地域の星空を誇りに思い続けてもらうため、環境省の後援をいただき、佐久地域振興局では「佐久地域における星空観賞会」を実施しました。
今回はその時の様子をお伝えします!
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当日は佐久地域にお住まいの小中学生とその保護者の方49名にご参加いただきました。
この日はオリオン座流星群の極大予想日でもあり、星空観賞には絶好の日となるはずでしたが、あいにくの曇り空で星空観察には厳しい天気でした。
佐久平駅で貸切バスに乗り、まずは「うすだスタードーム」に向かいます。
到着して早速、「60cm反射望遠鏡」を見学しました。
曇り空でしたが雨は降っていなかったので、屋根を開いて天体望遠鏡を実際にのぞくことができました。
屋根がウィーンとうなりながら動き出し、開放すると「ウォー!」という子ども達の驚く声が響きます。
大人たちも驚きの表情です。
反射望遠鏡はレンズではなく鏡を利用して見ることや、 見たい星によって望遠鏡を使い分けること等、職員の説明を子ども達は熱心にメモしたり、興味深そうに望遠鏡をのぞいていました。
晴れていれば、昼間でも星や月が見えるそうですよ。
次に60cm反射望遠鏡のドームの隣の建物にある20cm屈折望遠鏡を見学しました。
天井があるのにどうやって星空を見るのかと思っていたら、なんと!
建物の上半分が移動して、見ることができる仕組みになっています。
秘密基地みたいでワクワクしますね!
その後、研修室で星空の映像を見ながら星の話をお聞きしました。
当日の星空がスクリーンに映し出され、時間の経過とともに どんな星や星座が見えるのか、うすだスタードームの職員の方に丁寧に説明していただきました。
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