子ども達は「この星座知ってる！」「どうしてこれで人の形に見えるの？」と口々に感想や疑問を話していました。
中には星の名前や、星座にまつわるエピソードを知っていて、近くの子どもに説明する場面もありました。

また、星空を見るためにはできるだけ光がない場所が適していることから、佐久地域は全国の中でも星を美しくみることができる場所であることを学びました。

ここからバスで約１時間移動して、「国立天文台野辺山宇宙電波観測所（以下、天文台）」「ベジタボール・ウィズ」に向かいます。
こちらでは、南牧村観光協会主催の「手ぶらde星空観賞会」が行われていました。
天文台で職員の方から施設の役割や宇宙のしくみについてお話を聞いたり、直径45mもある電波望遠鏡を背景に写真撮影を行いました。

初めて45m電波望遠鏡を見た子ども達は、その大きさに驚きの声を口にしていました。
この感動をいつまでも大切にしてほしいですね。

※奥の右側にあるのが「45m電波望遠鏡」です。

その後、天文台職員の方の講演「30分でわかる野辺山宇宙電波観測所」を聞きました。
電波望遠鏡が、人間の目に見えない宇宙から届く電波を受信して星の誕生や宇宙の成り立ちを研究していることを知り、皆さん目を輝かせていました。この中から宇宙に興味を持つ研究者を目指す子ども達がいるかもしれません。
そしてメインの星空観賞！だったのですが、悪天候のため、ベジタボール・ウィズ内で、星空案内人である南牧村観光協会の新海会長に星に関するお話をしていただきました。星空案内人とは、専門の資格をもって星空を案内するスペシャリストで、「星のソムリエ」とも呼ばれています。
屋内ではありましたが、佐久地域から見える天の川の美しさや、夏・冬の大三角形といった星座について、まるでそこから星が見えるかのようにお話くださいました。

見学を全て終えた後、今日見たことや学んだことを、子ども達がずっと記憶に残せるよう
“絵日記”を書きました。

皆さん、とても真剣に書いています。

保護者の方も、子どもと一緒に当日の見学について話をしていました。