北相木村では、子どもたちが地区の各家を、一軒一軒まわって、
家の前で とおかんや♪とおかんや♪ と唄いながら、地面をたたいていきます。
これは、田を荒らすモグラを追い払うという意味もあるそうで、
たたき終わると、そのお礼に家の人からお菓子などがもらえます。
子どもたちには、うれしい行事ですね。
(終わるころには大人2人でも持ちきれないぐらいの量になってました!)

【暗い中、家を一軒一軒訪問します。いただいたお菓子はつきそいの大人が持ってあげます】
この「とおかんや」、少子化を反映しているのか、途絶えてしまっているところが多いです。
今回訪れた地区でも、子どもがいないため、6年もの間、行われていなかったとのこと。
しかし、二年前、「とおかんや」のかけ声が、ふたたび響き渡るようになりました。
子どもがいないのに、なぜ?
実は、北相木村では山村留学が行われていて、県外から来た子どもたちが住んでいます。
山村留学と言っても、かつては3名しか来ていない年もあり、つい最近まで、その存続が危ぶまれていました。
しかし、村の人たちの教育に対する思いと努力が実を結び、
今や30名弱の子どもたちが山村留学に来て、1~2年間ほど、北相木小学校に通うようになったのです。
子どもたちは基本的に村営の山村留学センターで生活していますが、
このブログや記事に関するお問い合わせ窓口
佐久地域振興局 総務管理課
TEL:0267-63-3131
FAX:0267-63-3105