みなさまこんにちは　商工観光課のとどぱぱです。

令和５年３月23日15時30分に、気象庁により、浅間山に火口周辺警報（噴火警戒レベル２、火口周辺規制）が発表されました。
（「噴火警戒レベル」を１（活火山であることに留意）から２（火口周辺規制）に引き上げ）

令和３年８月26日に、噴火警戒レベルが１に下がり、その後火山活動は落ち着いていましたが、令和５年３月15日以降、山体の西側の膨張を示すと考えられるわずかな傾斜変動が認められ、３月21日以降は山体浅部を震源とする火山性地震が増加しています。
今後、山頂火口からおおむね２kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性がありますので、警戒してください。

▼浅間山の噴火警戒レベルの推移（気象庁「浅間山で発表した噴火警報・予報」を元に作成）

「噴火警報レベル２」では、」火口からおおむね２km以内に影響を及ぼす小規模な噴火の可能性があり、浅間山の登山道のうち、「賽の河原（さいのかわら）分岐」から「前掛山頂上」までの区間までは立入禁止となります。

なお、浅間山の登山口は、天狗温泉浅間山荘近くから入山する「火山館コース」と、高峰高原の車坂峠から入山する「黒斑（くろふ）コース」の２つがありますが、「噴火警戒レベル２」の場合、いずれの登山口から入山した場合でも「賽の河原分岐」までは登山可能です。
繰り返しになりますが、前掛山頂上に上ることはできませんので、ご注意ください。

浅間山噴火警戒レベル（PDFファイルが開きます）
（気象庁ホームページより）
▲上の画像のうち、火口からおおむね２km以内（３つの円の真ん中のラインの内側）が、噴火警戒レベル２における立入禁止区域です。

「噴火警戒レベル２」でも登ることができる「おすすめ登山コース」や、登山前にご確認いただきたい「浅間山の安全対策」情報については、佐久地域振興局の「浅間山」登山情報」のページに掲載していますので、登山計画を立てる際の参考としてください。

また、令和２年10月（現在と同じく噴火警戒レベル２）に、職員が登山した様子を投稿していますので、ガトーショコラにもたとえられる、冠雪した浅間山の様子をご覧ください。

2020年初冠雪の、日本百名山「浅間山」を「いいとこどり縦走」登山！

なお、市街地、各登山口、登山口周辺の宿泊施設等は、火口から４km以上離れています。
今回の発表により、周辺の観光地や宿泊施設・スキー場・商業施設等に影響はありません。
日常生活や観光は、今までと全く変わりありません。

４月１日（土）から２５日（火）まで、小諸城址懐古園では「桜まつり」が開催されます。

だんだんと春の足音が近づいてきた、浅間山・小諸市そして佐久地域にぜひお越しください。

▼以前投稿したブログで、噴火警戒レベルや登山時の留意事項について、詳しく解説していますので、こちらも参考にしてください。

【浅間山情報(令和2年7月1日現在)】どこまで登れるの？山麓の観光地への影響は？

佐久地域振興局商工観光課
0267-63-3157