「旬」の宅配便~佐久っと通信~ いつでも新鮮! 職員が見つけた佐久地域の「旬」の魅力をお届けします。 どうぞ、さくっと見てください。

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熊野皇大神社の軽井沢彫

税務課のM&Tです。きょうは、長野・群馬県境にある、軽井沢町の熊野皇大神社で見つけた意外なものをご紹介します。

熊野皇大神社は、旧軽井沢銀座を抜け、車で10分ほどの旧中仙道碓氷峠頂上にあります。社の中央で長野県と群馬県とに分かれ、長野県側は熊野皇大神社、群馬県側は熊野神社となっています。

みなさんは、この境内の意外なところに、現在の軽井沢彫が奉納されているのをご存知でしょうか。
 
それは、普通だと見過ごしてしまうような場所にあります。

ここです。
                       

賽銭入れの頭上にはめ込まれているのです。                        
ここには12枚の彫刻が奉納されています。

                        
「昭和9年5月」に奉納された記録が一緒に残っています。
 
これらは「長野県指定伝統的工芸品」となっている、現在の「軽井沢彫」の初期のものと考えられます。
 

                                               

彫刻の中には、「軽井沢彫」の特徴である「星打ち」のようなものも見受けられます。

「軽井沢彫」は、「日光彫」を基に明治時代から始まったとされ、すでに100年以上の歴史を有しています。

「軽井沢彫」は、いまでは「桜」をモチーフにしたデザインが代表的ですが、その初期には、いまより多様なデザインがあったと考えられます。

                             
これは、軽井沢駅の自由通路にある「軽井沢彫」です。

いまも「軽井沢彫」は、昔からの伝統を守りながら、時代のニーズにあわせて様式やデザインを変えているようです。それから、製作するお店によって、塗装の色合いや彫り方に特長がありますので比べてみてください。

参考図書:「軽井沢彫」(西洋古典家具研究会)、「軽井沢彫家具」(軽井沢彫家具組合)


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