こんにちは。商工観光課のまっさんです。
今回はいつもと毛色が違い、佐久地域や県内企業の皆さまへの参考情報です。
(いつも観光地写真か食べ物ネタばかり投稿していますが、実は就業促進・働き方改革戦略会議という事務の担当もしています。今回は少しテクニカルなお話です)
新型コロナウイルスの影響により、在宅勤務などの働き方改革が脚光を浴びているこのご時勢。この傾向は、新型コロナウイルスが終息した後も続くといわれています。
オンライン飲み会という言葉も注目されましたが、在宅勤務に欠かせないのが、離れていても連携を取り合える「オンライン会議」「テレワーク」のツールです。(「Zoom」「Microsoft Teams」「Skype」「Cisco Webex」など聞いたことがある、使ったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?)
世に数あるビデオチャットツールですが、本格的にビジネス利用しようとすると、通常、有償契約等が必要になる場合が多いです(ツールの提供元も企業ですので収益を求めるのは当たり前ですが)。また、一部のツールではセキュリティに問題があったなどのニュースも…
とりあえず手っ取り早く使ってみて、ずっと料金のことを気にせず無制限で使いたい、そんなニーズに応えられそうなのが、「Jitsi meet(じっとしー みーと)」というツールです。
こちらのツール、IT用語で「オープンソースソフトウェア」と呼ばれるソフトウェアです。
特定企業の収益目的で開発・販売・提供されているソフトウェアと違い、IT技術や社会全体の発展のために、世界中の開発者がコミュニティを組み、共同で開発・保守(アップデート)を行っているソフトウェアです。
処理の内容(ソースコード)が誰にでも無償で公開されており、ライセンス費用が一切かからず完全無料で使えるうえ、世界中の開発者が不正なプログラムや脆弱性などを常に確認できるようになっているため、信頼性が高く、バグ等の修正が早いことも特徴です。
実はこの「Jitsi meet(じっとしー みーと)」、総務省の「ユーザビリティの高いICTを活用した高齢者・障がい者の生活支援に関する調査研究」事業として、松本市の里山辺で実証実験が行われているツールでもあります。
企業の働き方改革に限らず、高齢者や障がい者の孤立防止なども見据えた、地域課題解決にも寄与する可能性があるツールです。
気になった方、使ってみたいという方は、以下のサイトなどがまずは参考になると思います。(いずれも外部サイト)
また、Jitsiについて詳しく聞きたいなどのお問合せは、以下のアドレスにご連絡ください。
- NPO法人中央コリドー情報通信研究所 研究員 北嶋氏
- taktools@office.nifty.jp
佐久地域振興局 商工観光課
0267-63-3157
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