2013.11.29 [ 佐久のおいしいもの ]
黄色いりんごのPRに行ってきました
農政課のフルーツ担当です。
寒い時期となってきまして、真っ赤に実ったサンふじの収穫も間もなく終了ですが、ちょっと早く収穫が終わった黄色いりんごのお話をさせていただきます。
ところで、11月22日は「〇〇の記念日」ですが御存じですか。そうですね「いい夫婦の日」、そして「長野県りんごの日」でもあります。長野県産のりんごの美味しさをアピールする目的で、代表的な銘柄「ふじ」の最盛期であることと、11と22を「いいふじ」と読む語呂合わせなどから、JA全農長野県本部が制定しました。
標題の黄色いりんごは、「シナノゴールド」です。このりんごにどんなイメージをお持ちですか。りんご三兄弟(この名前も全農が商標登録しています。)の一つであることはよく知られています。旬を迎える順に「秋映」→「シナノスイート」→「シナノゴールド」となります。中でも「シナノスイート」は、甘さとジューシーさで一番人気です。
でも、11月に旬を迎えた「シナノゴールド」(以下、ゴールドと標記します)は、「りんごはやっぱり赤色だよね」や「黄色りんごはおいしくなかったね」などの想いがあってか、販売面ではやや苦戦しています。ゴールドは、長野県果樹試験場が育成した黄色い品種で、海外でも高く評価され、イタリアのチロル地方では試験栽培が行われています。甘味と酸味のバランスが良く、パリッとした食感、日持ちする、袋をかけない栽培などが特徴のおいしいりんごです。その特徴を試食とともに、口コミでPRし消費拡大に結び付けたいと、佐久園芸生産振興協議会が主催した、JR軽井沢駅でのりんごのPRに参加しました。
お客さんの反応の前に・・・・。昨年に比べお客さんがかなり少ない状況でした。東京発の新幹線から降車される方が数十名程度で混雑はまったくありません。ビジネスマン中心で外国からのお客さんも少数でしたので、口コミによるPRは、試食も含めてしっかりと行うことができ、ゴールドの特徴を理解していただけたものと思います。
りんごは、JA佐久浅間から地元ではおなじみの「たてしなりんご」を提供いただき、今が旬のサンふじ(袋をかけず太陽をいっぱい浴びたりんご)も用意しました。試食は、ゴールドを食べてサンふじへと誘導するのですが、高齢の方は、蜜入りたっぷりのサンふじへの人気が高く、最初から試食されていました。ゴールドについては、食感は評価していただきますが、やや酸味が気なるようです。若い皆さんは、ゴールドの食感に高評価をいただき、甘酸のバランスについても評価していただきました。一方で、購入に当たっては、必ずサンふじとのセットであり、箱で購入される方もセットで入れほしいとの要望が多く、スーパーや直売所でもセットで販売していただいて、消費拡大を進めることが重要だと感じました。
今年の果樹栽培は、春先の降雪や凍霜害による影響などが心配されましたが、受粉作業の徹底や摘果作業を遅らせて結実量を確保していただくなど、農家の皆さんの懸命な栽培管理によって、やや小ぶりなもののすばらしい味に仕上がっていますし、サンふじの蜜もしっかり入っています。大勢の皆さんにご購入いただければと思います。
サンふじは、贈答品としての人気が高く、購入される方も多いと思います。「シナノゴールド」も「サンふじ」同様に日持ちしますので、セットでお贈りいただくことをお薦めします。
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