2016.08.23 [ 佐久のイベント ]
エコエネルギーに関する学習・体験 ~ 夏休みエコキッズツアー ~
環境課のエコロジー担当です
将来の社会を担う子供たちに、自然エネルギーの施設を見学して、地球温暖化問題などの環境保全に関する興味と知識を楽しみながら持ってもらうためのイベントとして、自然エネルギー佐久地域協議会、佐久市と共同で8月3日に「夏休みエコキッズツアー」を開催しました。
”出発式の様子” “バスに乗ってツアーに出発”
佐久管内の小学生22名が佐久合同庁舎に集まりバスで施設見学に出発しました。
まず向かったのは、佐久市茂田井にある佐久市が運営する太陽光発電施設で4.1haの敷地において年間264 万kWhを発電するメガソーラーを見学しました。
また、太陽光の利用方法としてソーラークッカーも紹介し、ポップコーンを作ってみんなでおいしく食べました。
当日は天気も良く、メガソーラーもソーラークッカーもその威力を発揮してくれました。
太陽光でポップコーンを作ることができるなんて、自然エネルギーってすごい!
“さすがメガソーラーが生み出す電力!ソーラークッカーもなかなかやります”
次の見学施設は、佐久市平根の水力発電所です。昭和30年から稼働している水力発電施設と、そこからの放流水を活用したマイクロ水力発電施設を見学しました。水力で羽根車を回し、それによる動力で電気エネルギーを得る仕組みに子供たちは興味津々の様子でした。
“なんと60年前から発電しているとは!マイクロ水力発電は今年から稼働している新しい施設”
最後は、新興マタイ(株)の環境配慮型設備を見学してから、燃料電池のミニカー作りを行いました。
パーツを組み立てミニカーが次第に出来あがってくると皆の真剣な表情が笑顔に。そしてマグネシウムが塩水に反応すると発電して走り出すミニカーに会場は大盛りあがりでした。
“新興マタイの猛暑対策に効果的なインターロッキングブロック。アスファルトと比べてみると全然違うね!”
“お待ちかねの燃料電池のミニカー作り。燃料電池で走るミニカーにテンションMAX”
エコキッズツアーが環境を考えるきっかけになればと思っていましたが、子供たちは懸命に沢山のメモを取っており、期待以上に自然エネルギーを学びに来てくれていたことに感心しました。
また、地域の温暖化対策を支援するために県知事から委嘱を受けた「地球温暖化防止活動推進員」の方々の御協力もいただき、子供たちに地球温暖化の仕組みや二酸化炭素の排出状況なども知っていただき、とても良いツアーになったと思います。
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