2014.01.28 [ 佐久のイベント ]
男の祭り「寒の水」に挑戦!
1月20日 月曜日
今年厄年の彼は、自ら率先して、奇祭「寒の水」に挑んだ。
商工観光課 おかっぴーです。
今回は、同僚の雄姿をお伝えします。
「寒の水」は御代田町草越地区に200年ほど前から続く行事―。
一年で最も寒さが厳しいとされる、大寒の夜に、真っ赤なふんどし姿の水行者(すいぎょうじゃ)と呼ばれる男たちが、冷水を浴び、一年間の五穀豊穣や無病息災などを祈願する寒行の一種。
午後6時-。頭に兎巾(ときん)というわらでつくった冠と、真っ赤なふんどしを身に付けた約60名の男衆が一斉に公民館から飛び出す!
地区を回って神社に向かう途中、6か所に設けられた水桶から冷たい水を汲んで、威勢のいい声と共に全身にかぶります。
気温が0度近くまで下がり、白い息を吐きながら走る、すさまじい迫力。
水しぶきが、光りに照らされなんとも神秘的
フラッシュの嵐!観客の黄色い歓声で、気分を良くした彼は、何度もなんども水をかぶる。
水しぶき! 寒い! 冷たい!
そして折り返し地点の熊野神社に到着すると、
頭から外した兎巾を奉納して、五穀豊穣や無病息災、その他もろもろを祈願していました。
どこかスッキリとした様子の我が同僚。
厄払いができたようです。
この「寒の水」は、平成元年に、県無形民俗文化財の指定を受けました。
このような貴重な奇祭、後世にいつまでも伝えていきたいですね。
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