2014.07.24 [ 佐久のイベント ]
君は遮光器土偶をみたか、僕は遮光器土偶を見たい
佐久建設事務所のSです。
いつかはと待ちに待ち望んだ遮光器土偶(しゃこうきどぐう)を見ることができました。
それも近くで。
遮光器土偶は東北地方からいくつか出土しています。
青森県つがる市亀ヶ岡遺跡から明治19年(1886)に出土したもの
が有名で「しゃこちゃん」の愛称で親しまれているようです。
が、展示されている遮光器土偶は、なんと小諸市石神(いしがみ)遺跡
から平成3年(1991)に出土したもの。
3500年前の土偶とのこと。
太古の時代から、東北地方と小諸の間に何らかのつながりがあったのでしょう。
浅間縄文ミュージアム(御代田町)では、2014年春の連休から8月末
までの間、「土偶と埴輪」と題して企画展が開催されています。
この企画展に小諸出土の遮光器土偶が展示されているのです。
頭部のみの小さい出土品ですが、土偶の名称の所以となった北極地方の
イヌイット民族が使用するという、この土偶の特徴である遮光器を目の
当たりにすることができます。
ゴーグルというか、スリット入り雪メガネというか、強調された目というか。
芸術的な神秘的な魅力的な土偶です。残る頭部以外の部分が出土することを
願わずにいられません。
他にもいくつかの土偶や埴輪が展示されています。
常設展示場の見所もたくさん。
国重要文化財となっている御代田町川原田(かわらだ)遺跡から出土した
貴重な4500年前の縄文土器にお目にかかれます。
これらは焼町(やけまち)土器に分類され、浅間山、赤城山周辺から出土
する特徴ある芸術的な土器。
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