2014.07.28 [ 佐久のイベント ]
森林フォーラムin佐久が開催されました!
T2@林務課です。
森林フォーラムin佐久が7月18日に開催されました。
佐久地方事務所の清水所長が歓迎のごあいさつ
北は新潟から南は京都まで、134名の方にお集まりいただき、とても盛況に進めることができました。
もっとも、会場がとても広かったので、後ろの席は締め切りましたが…
今回は、「バイオマス熱利用の推進とローカルファイナンス」という題目で開催したのですが、その内容は…
京大の諸富先生は、ドイツFITの状況、飯田市での再生可能エネルギーの取り組み、エネルギー自治についてお話しいただきました。
ソーシャルファイナンス支援センターの澤山先生は、欧州での再生可能エネルギーの状況、日本での地域住民主体による再生可能エネルギー運用の事例をご紹介いただきました。
京大大学院の中山先生は、ドイツにおける自治体公社による取り組みをご紹介いただきました。
佐久地方事務所の西岡林務課長は、長野県でのバイオマスに対しての取り組み、また佐久でのカラマツチップを燃料としていく取り組みを紹介しました。
総合討論ではペレットクラブの小島さんが、講師の皆さんにお話しいただいた内容が、ほとんど発電(太陽光orバイオマス)関係とエネルギー自治に関するものでしたので、「なんでやねん?バイオマス熱利用とどうつながるねん?」という会場の皆さんの疑問に応えるように、丁寧にこれまでの経過を踏まえながら、なぜ今回このテーマでお話をいただいたかの説明をしてただきました。
かいつまみますと…
◎木材の新たな需要先 ⇒ 燃料
○バイオマス発電を行なおうとすると大量の木材が必要となる → 1地域では無理
⇒ 熱利用が効率的かつ身の丈に合っている
⇒ 化石燃料を使って熱を多く使う施設 ≒ 温浴施設等 へのバイオマスボイラ導入促進
… 施設経営がなかなか厳しいので新たな設備投資が厳しい…
⇒ SPC(Special Purpuse Company:特定目的会社)でボイラを所有し、「熱」を供給する
⇒ SPCやエネルギー供給体制を作るには?
… バイオマス関係ではうまくいっている事例がない…
⇒ 太陽光発電等を参考にお話しいただいた
ということでした。
林業関係者には初めて聞く話が多く、正直戸惑った方も多かったと思います…(特に行政関係の方にはチンプンカンプンだったかも…)
でも、「経営」若しくは「運用」していくという観点からすると、非常に重要なことなので、もっと勉強をしていかないと!と思いを新たにする機会になりました。(皆様にもそう思っていただければ、とても幸いです…)
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