こんにちは。農地整備課のTameです。
長野管内の「多面的機能支払交付金」を担当しています。
先日、信濃町主催の多面的機能支払交付金の活動組織を対象とした防草シート講習会を
見学してきました。
黄金色の田んぼ、花が満開のそば畑、抜けるような青空 これぞ秋の景色です
このように農業を行うことによってもたらされる、下の絵にあるような様々な『めぐみ』を、
「農業・農村の有する多面的機能」と言います。
詳しくはこちら ➤ https://www.maff.go.jp/j/nousin/noukan/nougyo_kinou/
この「多面的機能」がこれからも発揮されるよう、つまり農業が今後も継続できるように、
農林水産省が設立した助成金制度の一つが「多面的機能支払交付金」です。
この制度は、農地や水路、農道、ため池などの農業用施設を維持管理する地域の共同活動を
支援することで、これらの資源をこれからも守っていく後押しすることを目的としています。
長野県内では、令和5年4月時点で705組織、信濃町では22組織が取り組んでいます。
この制度の支援対象活動の一つに、地域が共同で行う農地法面や水路・農道沿いの草刈りが
ありますが、過疎化や高齢化によって年々活動が難しくなっている地域が多いです。
また、今年のような猛暑続きでは、屋外作業での熱中症リスクも高まり、草刈りを続けるの
が難しいと感じている方も多いようで、近頃は、抑草ネットや防草シートについての質問が
多く寄せられています。
今回と同じく信濃町主催で6月に行われた防草シートの説明会でも、町内の多くの組織の方
が参加されており、皆さんの関心の高さを感じました。
この制度では、防草シートの導入の経緯と施工箇所の選定理由を整理し、組織内で合意が
得られれば、防草シートの施工に交付金が使えます。
ただ、決してお安くはないので、長野管内での導入事例は多くありません。
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