皆さん、こんにちは。林務課のBSです。今回は、春の恵み「山菜」についてご紹介しましょう。
毎年、桜が散るころになると野山の木々も冬の眠りから覚めて、春の息吹が感じられるようになってきます。
早春の里山といえば、やはり山菜ですね。コシアブラやタラノメに代表される自然の恵みが顔を出してきます。
タラノメやコシアブラは、比較的明るいところに生えていて、収穫もしやすい山菜です。
これらの味には、それぞれ「エグミ」がありますが、てんぷらなどにして里山の春を味わいたいものです。
ところで、皆さんは山菜に含まれる放射性物質について聞いたことがありますか。
新聞などで紹介されていますが、これが100Bq(ベクレル)/kg (基準値※)を超えて検出されると、その市町村で該当する品目を「採ったり」、「出荷したり」、「食べたり」することを自粛していただくことになっています。(コシアブラは国により「出荷が制限」されている市町村があります)
長野地域では、長野市内に生えているコシアブラがこの対象となっており、山菜を収穫する際には注意が必要です。このほか、県内外での様子は次のURLをご参照ください。
(※ 基準値:食品衛生法で定められている放射性セシウムの基準値(100Bq/kg))
また、里山といっても、その地で「畑」として山菜を育てている場合があります。このようなところに入って山菜を採ることは、不法侵入や盗掘などの罪になる恐れがありますので、山に入るときには所有者にことわる等十分注意しましょう。
【長野地域の現在のコシアブラの様子】
【長野地域の現在のタラノメの様子】
また、山菜採りのポイントは、
- 必要以上に採り過ぎないこと
- 他人の土地に入るときには、所有者にひと声かけるなどマナーを守ること。
- 鈴やラジオを鳴らして、クマとの不意の遭遇をさけること。
などがあげられます。
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