-人前で話す経験はプレゼン力の向上だけでなく、事業内容のブラッシュアップや支援者の募集にも繋がっているのですね。以前出場した「信州ベンチャーコンテスト」では、新事業としてイベントの企画・運営にも乗り出しているとおっしゃっていました。
はい、「かいぶつのたねフェスティバル」と言います。このイベントはサッカー好きな子供達に「食」に関心を持ってもらうため、JAと協力して昨年から始めました。
子供たちはパルセイロや山雅のOB選手にサッカーを教えてもらえるだけでなく、食の専門家からスポーツに必要な栄養素について学んだり、信州の新鮮な野菜やお肉を外で食べる体験ができます。
今は信州の売りである農業を盛り上げることがこのイベントの第一目的ですが、将来はこうした機会を通して地元のスポーツ選手が長野県に住み続けたくなるような、やりがいを発見できるような場にしていきたいとも思っています。僕も元々土いじりが好きで、将来は農家になるのが夢。サッカーも農業も、フィールドが“土”という点は一緒ですしね(笑)
-三橋さんの多彩な取組み、改めて素晴らしいと思います。
20代で起業する方というのはまだまだ少ない気もしますが、長野県の起業状況についてはどのように感じていますか。
若い起業家が少ないので、今のうちに!と思うところもありますが(笑)正直寂しいです。仕事のことでお酒を飲むとなると大体僕の上の世代の方たちばかりです。もちろん学ぶことは多くてありがたいですが、同世代の人たちともっと沢山語り合える機会も増えるといいなぁと思っています。
起業を皆さんに薦めるか、と聞かれたら僕はNOと答えます。薦められてやることではない。自分の理想や幸せが起業で手に入るという方は、年齢や経験を問わずぜひ頑張ってもらいたいですね。
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