こんにちは、総務管理課のhakoです。
寒い日が続いていますね、春が待ち遠しいです。
昨年12月に予定していてコロナ感染拡大のため延期となっていました、
令和4年度 長野地域こどもカフェプラットフォーム研修会を令和5年2月1日(水)長野合同庁舎にて開催しました。
「子どもたちの心とからだに寄り添って」
~ストレスや不安を感じている子どもとどう向き合えばいいの?」
今回の研修会は、ずっとお話をお聞きしたかった白澤章子さんにご講演をいただきました。
白澤さんは養護教諭を40年勤め、退職後ご自宅に「川中島の保健室」を開室され、
子育てやこころ・からだ・性にまつわる相談と講演や出前授業に取り組んでいらっしゃいます。現在相談件数は月平均20件ほどあり、3歳から80代までという幅広い年代の方が利用されているそうです。白澤さんの著書に「まちかど保健室にようこそ」なんでも話してホッとできる ” 川中島の保健室 ” ものがたりがあります。
白澤さんの穏やかで包み込まれるような話し方は、まるで絵本を読んでいただいているかのように感じられました。きっと相談に来る子どもたちは「この人なら自分の思いを話してもいいかな」と思えるのだろうと思いました。
長引く新型コロナの影響で、子ども達の生活は様変わりしてしまいました。マスクが必須になったり、学校行事が中止になったり、お友達と思うように遊べなかったりなど、子どもたちに大きなストレスや不安を感じさせていると思います。そうした中で子どもたちの行動や身体に様々な症状が出ています。
参加者の方からも
・子どもたちのサインをどのように感じ取りケアしてあげられるでしょうか
・具体的にどんな声掛けをしたらいいんだろう
・子どもたちの症状長引いたりひどくなってしまった時、どこに繋いであげたらよいで しょう
などの悩みをお持ちの方もいらっしゃいました。
講演の中で印象に残ったことを幾つか書いてみます。
・赤ちゃんにも人権があるんだよ人はみんな平等なんだよ。
これって、わかってるよって思った方も多いのではないでしょうか。私たちは思い込みの中で物事を判断して行動したり発言してしまうことが多々あるのです。
・大事なものにはみんな名前がある。
空気は目に見えないけど大切なものだからちゃんと名前があるでしょ!みんなの体にも全部名前がついているよ。
・体を大事にする。
寝る、食べる、出すというリズム作りが基盤。
・子どもの質問や行動を読み解く
子どもの話をしっかりと聴く。簡単なようで忙しがったり思い込みなどで聞いてしまいきちんと向き合って話を聞くことって意外と難しい。子どもはそういうことを感じ取るので信頼してもらえるまでに時間がかかります。
・性の成長について
乳幼児期、幼児期(5歳まで)、児童期、思春期それぞれの時期に大切な性について知っておくことがとても重要です「自分らしさ」をみつけることは自分も他人も大切にできることにつながる。
まだまだ、書き足りませんが参加者のみなさんは自分のこととして、子ども食堂での対応としてなどそれぞれに当てはめながら熱心に聞いていました。
グループトークもあり、講演会の中で印象に残ったことを「ひとことメッセージ」に書いて話し合い、発表しました。
あっという間に時間が過ぎて、もっともっとお聞きしたかったなぁと思いました。
白澤さん、お忙しい中ご講演いただきありがとうございました。
講演会の後、長野県人権・男女共同参画課から県の事業並びに女性相談窓口の設置依頼について説明がありました。
今後も、みなさんのニーズに合った研修会を開催していきたいと考えています。
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