2018.03.14 [ 長野地域の【観光】 ]
<長野工業振興会>活動報告会が開催されました
みなさんこんにちは。商工観光課のサクです。3月8日(木曜日)に長野工業振興会の今年度の活動報告会が開催されましたので、その様子をレポートします。
長野工業振興会では、「次世代経営者等の育成」、「会員企業の技術力・提案力等の向上」、「関係団体・企業等との交流・連携」の3つの活動を柱として企業のポテンシャルアップや連携強化を図っています。
というわけで、まずは大人の電子工作クラブ。こちらは、Raspberry Piという安価なシングルボードコンピュータを使って、IoT導入にむけた試作的なツールを作ってみようとハンズオン形式で研修を開催してきました。「参加した企業さまが自社の現場で試作、動作確認が出来るようなものを」ということで、温度、湿度、大気圧のデータを遠隔地からでも確認できる「環境ロギング」のご紹介がありました。会場にN製作所さまに設置したセンサの情報が表示されました。また、事例発表として定期的に撮影した画像をtwitterに自動的に投稿していくシステムも報告がありました。遠隔地の状況を知るために使えそうです!
お次は長野地域提案営業研究会。諏訪圏工業メッセへの出展を通じて各社の提案営業スキルを上げていきましょう!という研究会です。来年度も新たな会員も募集して、益々提案力・営業力を磨いて諏訪圏工業メッセへ出展していくということです。
そして次世代経営研究会。こちらは勢いがありました。国内外の企業視察や産業フェアin信州での小学生を対象としたモノづくり体験、そして家族感謝デーの開催など様々な企画を次々と実施してきました。盛り沢山な内容それぞれの事業の目的と結果、とても明確にプレゼンがなされました。プレゼンの仕方という点からも非常に勉強になりました!
最後に知恵の経営ワークショップです。「知恵の経営」とは、企業の見えざる資産である知恵(強み)にこだわり、知恵の共有・活用と新たな「知恵」の創造とを通じて、企業価値を持続的に高めていく方法です。参加企業各社がそれぞれの知恵(強み)を掘り下げ、見える化し、磨き上げてきたことについて発表がありました。企業経営者にとっては当たり前すぎて認識していないことでも、実はそれがその企業にとっての強みであり、いかにそれを社員や次世代の経営者に伝えて共有していくかが課題であるというふうに感じました。
長野工業振興会は、平成30年度も様々な活動を予定しています。益々パワフルで面白い活動ができるよう支援していきたいと思いますし、また期待しています。
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