2022.12.07 [ 長野地域の【農業】 ]
新人奮闘記@農業農村支援センター⑦ ~特定家畜伝染病防疫演習の巻~
お久しぶりです!
長野農業農村支援センター新人のYです😎寒さも一段と厳しくなり、私はこたつから出られない日々ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
今回は、「畜産」のお話です。この分野で、農業農村支援センターが全体として必ず取り組まなければならないのが、🐮特定家畜伝染病防疫作業🐮です。11月に長野県農業大学校松代キャンパスで行われたこのための準備演習の様子について、お話したいと思います!
特定家畜伝染病というのは、家畜伝染病予防法により、特に総合的に発生の予防及びまん延の防止のための措置を講ずる必要があるとされている家畜伝染病のことを指します。例としては、🐓高病原性鳥インフルエンザ🐓や🐖豚熱🐖などがあります。今年は、高病原性鳥インフルエンザが例年以上の早さで、国内各地で発生しており、各県職員等が対応に追われていると聞いています。
では、演習(今回は豚熱発生と仮定)の様子を通して、どのような対応をしているのかを見ていきましょう!
1)あいさつ
まずはじめに、主催者である長野地区特定家畜伝染病防疫対策本部の本部長であり、長野地域振興局の中坪局長より防疫作業の重要性や協力のお願いについての話がありました。今回集まっていただいたのは、家畜伝染病発生時に現地対応することになる長野管内の市町村や警察署、獣医師会、建設業協会など関係者と、長野地域振興局内の各課の職員の皆さんです。皆さん終始真剣に耳を傾けていました👂
2)特定家畜伝染病について
長野家畜保健衛生所よりスライドを用いて、特定家畜伝染病に指定されている各疾病の特徴や世界・日本での発生状況についての説明を聞きました。
3)豚熱発生時の対応について
まず、長野農業農村支援センターより、対策本部の組織構成や動員計画について、時間軸で細かく説明がありました。この作業は一定日数を交代制により24時間対応で行われるということを知りました。
その後、実際の作業工程について長野家畜保健衛生所よりスライドを用いて注意点も含め説明がありました。
実際に発生した場合は、現在各自が対応している業務よりも優先してこの防疫作業に全力を注ぐという共通認識を持つことができました。
4)防疫服の着脱演習
最後に、実際に防護服を着てみました。着た感想は、「この時期であれば暑くないので、着心地は悪くないが、夏だとどうなるんだろう・・・」と、伝染病が発生する時期によって疲労度はかなり変わるのかなと漠然と不安を感じました😐
そのほか、脱ぐ時は消毒を入念に行うことにより、伝染病を広めないということをしっかり意識することも学びました。
今回の演習を通して、現在日本各地で広がっている鳥インフルエンザや豚熱等特定家畜伝染病を身近に感じました。また、今までテレビで見ていた白作業服(防護服)を着ていた人々が、私たちのような県職員や市町村職員など家畜専門ではない人達だということを知る機会にもなりました。
特定家畜伝染病が発生しないことをただただ祈りたいと思います🙏
今回はここまで!
ではまた🖐
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