信州森林づくり応援ネットワーク

あなたにちょうどいい森林との付き合い方を探す場所、それが「信州・森林づくり応援ネットワーク」です。楽しみ方を発見すれば、森林との距離はグッと縮まりますよ。信州には、森や山などの自然に魅了されている多くの人がいます。そんな人々が、きっかけのほしいあなた、つながりを求めているあなた、スキルアップしてみたいあなたをご案内します。信州の木を使った取組の話題もありますよ。

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学び合いの成果をのこす ~森林・林業セミナー~

長野県林業総合センター指導部です。

森林や林業に関する知識と技術を学ぶ「森林・林業セミナー」では、30日間にわたる研修の最後に、グループで何か研修の成果をのこすため、グループワークを行っています。
ここでは、これまでの研修の中で得た知識や技術と、受講生が持つ自身の経験を重ねることで、グループ内での学び合いを行い、受講生のアイデアと工夫で成果が「見える」ようにしています。

グループワークを行うところは、園児から大人まで多くの人が訪れる構内のキャンプ場周辺になるので、「森林・林業に興味や関心を深めてもらうためにどうしたらよいのか」をテーマに、みんなが安全に使えることも意識してもらっています。

今回は、上の写真にあるセミナー受講生が全員乗れる木製のテラス、
下の写真にある人が乗れるほどの大きな木馬

ゆったりと読書が出来そうな大きなベンチまで出現しました。

これらの作品を作るため、まずは、現地調査。
実際に生えている木の中から材料に最適だと思うものを捜し、これを伐るところから始めました。

伐採する木も、グループで選びましたが、必ずしも近いところに良い木があるわけでありません。
伐った木を上手に運ぶのも大切ですので、木材を運び出す方法も考えてもらいました。
結果、架線を張って運び出すグループや

小型の運搬車で一本ずつ木材を引っ張り出すグループなど、グループごとに相談しながら安全に作業を進めてもらいました。

運び出した先では、加工して作品に仕上げる必要があります。

テラス使う板を作り出すために丸太を伐るグループや、
幹の曲がりを活かして動物の身体を創るグループなど、必要な大きさに刻んだ木材を加工することも重要です。

最終的には、現場での組み立て作業も研修生自身で考えながら、仲間との共同作業で作品を仕上げました。

仕上げた作品は、作者が受講生と森林学習展示館職員や指導部職員に向けたお披露目会で披露され、研修の最後を締めくくりました。

今回、研修生が作成したベンチやテラス、動物は、森林学習展示館やキャンプ施設のまわりで見ることができます。

できるだけ安全には気を付けて作ってもらいましたが、自然の木を使用していることや、遊具としての法的な安全性を確実に担保したものではありませんので、使用される場合は、充分に気を付けていただきますようお願い申し上げます。

また、設置場所がわからない場合は、森林学習展示館にお尋ねください。

 

<本件に関するお問い合わせ先>
林業総合センター指導部
TEL:0263-52-0600
FAX:0263-51-1311
E-mail:ringyosogo@pref.nagano.lg.jp

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