2017.07.17 [ 林業総合センター ]
森林・林業の基礎から学ぶ森林・林業セミナー
最初に観察したのが、古くから一般的に行われてきた畑で直接育てて、土を落とした裸苗を育てている畑。カラマツの苗木の一般的な育て方を現地で指導していました。
さらに、場所を移して、近年盛んに行われるようになってきたマルチキャビティコンテナによる苗木生産についても見ていただきました。
マルチキャビティコンテナは、根に用土をつけたままで出荷するため、裸苗に比べると植栽できる期間が長くなることや、専用の器具を使うことで、より容易に植えることができると言われており、近年注目されている苗木です。
ただし、開発されてからの歴史が浅く、特に本県で多く植栽されるカラマツについては、課題も残っていることから、研究を進めている最中で、こうした最新の研究についてもお話を伺いました。
実際の苗木づくりを見て「手入れされている苗を見て、山で雑に扱っていたことを反省した。」「一本一本大事に出荷されるので、大切に植えたい」という感想を寄せてくれた人もいました。
こうした形で今年度も12月までの予定で、森林・林業セミナーが始まりました。
今後も月に1回、4日程度の研修を行いながら、森林・林業に関わる様々な分野について、技術や知識を提供していく予定にしており、その内容については適宜このブログで紹介していきたいと思います。
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