2017.02.03 [ 林業総合センター ]
塩尻市立自然博物館への協力
長野県林業総合センターの南、国道20号線の脇にある「道の駅 小坂田公園」の一角に、塩尻市立自然博物館があります。
この博物館が主催する市民向けの自然科学講座で、市内の高ボッチ高原で目立つ「ニホンジカの食害とその対策」について、話題提供をして欲しいとの依頼があり、昨年11月に話をして来ました。
塩尻市立自然博物館は、国内外のチョウを中心とした昆虫標本や資料を収集展示する施設として1995年に「塩尻市立蝶の博物館」の名称で開館しましたが、塩尻市で希少野生動植物の調査が行われたこともあり、2005年10月に自然全般を対象とした現在の名称に変更されました。
当センターでは、今回依頼を頂いたニホンジカの被害対策に関する研究のほか、松本平でも深刻な問題となっているマツ材線虫病についても調査を行っており、調査研究の写真や調査データを提供させていただき、博物館の展示資料として使われています。
今回、自然講座でお話をさせていただいた際に、博物館の方から塩尻市内でも問題となっている「マツ材線虫病」についての理解を深めるため、病気を引き起こすマツノザイセンチュウの運び屋である「マツノマダラカミキリ」の標本を博物館で展示したいとの相談がありました。
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
林務部 森林政策課
TEL:026-235-7261
FAX:026-234-0330