2017.05.22 [ その他 ]
里山は誰のもの?どんな状態なの?
長野県森林政策課です。
皆様のお住いの近くに森林はありますか?
長野県は、県土の約8割が森林に覆われている緑豊かな県ですので、どの地域でも周りを見渡せば森林が見えると思います。
その中でも、お住いの近くに広がっている森林の多くは「里山」と呼ばれています。
さて、そんな「里山」とは誰のもので、今はどのような状態にあるのか、ご存知ですか?
「里山」とは、人による管理が行われている(行われていた)身近な森林のことで、その多くは、個人の方がお持ちの土地で占められており、小面積を所有している方が多いことから、大勢の方の土地で構成されています。
かつては里山の資源(木炭、薪等)を活用するため、人による管理が行われていましたが、近年は、現代の生活スタイルに変化したことにより、管理がされなくなった里山も多くみられるようになってしまいました。
「里山」が適切に管理されないと、山崩れや洪水などの原因となるなど、森林の持つ様々な機能が失われてしまうため、県では森林づくり県民税などを活用して、里山の整備を進めるとともに、県民や企業の皆様の森林づくりへの参加などにより、里山と人との絆を再構築する取組を促進しています。
里山には、綺麗な草木、野鳥のさえずり、豊富な樹木など見て、聞いて、触れて、楽しめる要素が沢山詰まっています。
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