2012.06.26 [ 上伊那/森林レポ ]
信州大学農学部の新たな取組
<上伊那の森林レポート>
信州大学農学部森林科学科では、森林税を活用した「木育推進事業」を、農学部の演習林に隣接した南箕輪村立南部小学校の6年生を対象に開催し、その第1回目が6月25日(月)に行われました。
6年生37名が「食と緑の科学資料館 ゆりの木」に集まり、農学部の植木先生から木育についてのお話がありました。
その後、班毎に分かれて活動です。
1班は「森を見てみよう」と題し、学内の演習林で観察会です。
さて問題です、これは山椒の葉っぱですが、何枚あるでしょうか? 答えは最後に・・・
この木は「ホウの木」です。この説明の後、先生の話に対し、子供たちからは「ホウ」「ホウ」と親父ギャグ炸裂でした(^^!)
2班は「木の加工の様子」と題し、学内の木材加工実習棟に移動、丸太から製材し、板などの製品になるまでの工程を見学しました。
送材車付帯鋸、丸鋸、卓上バンドソー、プレーナー、手押し鉋板など沢山の器械を使いヒノキの板を挽きました。
プレーナー後の面と未処理の面を手ざわりで違いを確認しています。
終わりに、ヒノキの板をブロック状に挽いた香りの良い木片をお土産にもらいました。
途中、班の入れ替えを行い、約2時間の体験学習でした。
最後は、森林科学科研究棟屋上に設けられた木製階段教室(通称「青空教室」)で梅雨の晴れ間を満喫しました
今回は、森の仕組や木材加工、様々な木製品の学習をしましたが、秋には信大生と6年生が協働で学内の内装木質化に取組む計画です。
さて、最後に問題の答えです。
山椒の葉は、複葉と言ってあの写真で「1枚」と数えるそうです。
上伊那地方事務所林務課からのレポートでした。
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