2013.02.19 [ 上伊那/森林レポ ]
上伊那木づかい運動展示会を開催しています
<上伊那の森林レポート>
森林整備によって生産される地域木材の利用推進を目的とし、県民の皆様に身近に木のぬくもりを感じてもらえるよう、「木とふれあう時間」をテーマに地域材を使った建築部材及び木製品並びに木製玩具の展示会を、伊那合同庁舎2階県民ホールで開催しています。
展示期間は、2月18日(月)~22日(金)まで。
建築部材や家具は上伊那森林組合のご協力をいただき、ヒノキやアカマツのフローリング材、机やイスなどを展示。上伊那地域に多いアカマツを使ったフローリング材は、色目も赤く温かみが感じられます。
また、カラマツのテーブルや学習机にも地域材が活用されています。
木製玩具等は、家具・木工職人のグループ「ウッドフォーラム伊那」の皆さんにご協力いただきました。
同グループでは、新生児誕生の記念に木製のおもちゃを贈るウッドスタート事業(東京都新宿区、伊那市)を展開しています。
幼少の頃から木に触れる生活が過ごせるようにと、一つひとつ心を込めて手作りした品を提供しています。
管内の小学校や保育園等へ、ボランティアで木育活動をされている有志の方々からも御協力をいただきました。
建築や家具などで使用した材の残り(端材)を使って、小さなお子さんでも簡単に組み立てられるようにキットにするなど、工夫がされています。
地域の木材から産まれた木製品は、いずれもぬくもりのある製品ばかりです。
森林は、長い成長の過程で二酸化炭素を吸収し木の幹などに蓄えます。
そこから生み出された木材を上手に使うことで、二酸化炭素の増加を抑えることができます。
住宅や家具等で木材を使うことは炭素の貯蔵庫を作ることとなり、地球温暖化の防止につながります。
今回展示してある製品の一つひとつは小さなものですが、地域の木を使うことによって山の手入れが進み、災害に強い健全な森林が増えていきます。
みなさんの生活の中にも、地域材を使った木製品を取り入れてみてはいかがでしょうか。
上伊那地方事務所林務課からのレポートでした。
※「上伊那の森林レポート」のアーカイブは、上伊那地方事務所林務課のホームページ(URLは以下のとおり)からご覧ください。
http://www.pref.nagano.lg.jp/xtihou/kamiina/rinmu/brogkoshin.htm
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