2012.11.02 [ 北信/森林物語 ]
すごいぞ!!「食の甲子園」で下高井農林高校が最優秀賞受賞
<北信州森林物語>
10月20日(土)に山形県で開催された「食の甲子園inやまがた全国大会2012」に下高井農林高校生物資源科食文化コース3年の、宮川美紅さん、滝澤知夏さん、外山佳奈さんが出場し、最優秀賞である 山形県知事賞を受賞しました。
全国から20校25チームが応募し、東海・北信越ブロック代表として決勝大会に参加しての栄冠、全国のトップですよ!!
高校生が生産者の思いや食材の歴史、地域固有の食と文化を学び、地域で守り継がれている食材を使用し、高校生の新たな発想を加えた料理をつくるこの大会に、
「北信濃地産地消deバランス弁当~ふるさとの恵みをいただきます~」
の題で北信濃の特産品や学校で加工されたものだけを使っての挑戦でした。
料理の主役は「みんな元気スタミナメンチカツ」として、栄村産のギョウジャニンニクを入れ、脇役の「農林ゆめ豆腐」には北信の特産であるキノコをふんだんに使った豆腐です。
会場では、地元木島平村の内山和紙をランチョンマットに、林業科の先生が山から取ってきて、手作りしてくれたカシワの箸を添えるなど、食材だけでなく、周りの小物にもふるさとを感じさせるこだわりです。
元板前さんという経歴を持つ先生が指導する強豪校もある中、厳しい審査(ほんとに厳しいらしい)をくぐりぬけての最優秀賞です。
審査委員長曰く、「高校生らしい、素朴で素敵な料理です」のコメントどおり、小春日和に友達と草の上にシートを敷いて、遠くの山を眺めながら食べたいお弁当です。
生徒を指導してくれた荻原真理子先生は、「これから外の世界に出て行かなければならない生徒たちに、少しでも、外の世界と関わり、コミュニケーションを取らなければならない環境を与えてやりたい。」との思いで生徒たちに挑戦を勧めました。教育者だな~ぁ…。
大会の様子を荻原先生に話を聞くと…
「先生たちは会場に入れないのよ!! モニター観戦なの。『残り3分です』ってアナウンスが入って、うちの子たち、どうなってるかしら(ドキドキ)ってモニターを見てみると、悠長にメンチカツ、揚げてんのよ!! こっちは焦ってるのに、表彰後のインタビューでは、アッケラカンと『余裕でした!!』なんて言うのよ!!」
怒っているのか嬉しいのか…、先生も御苦労さまでした。
何はともあれ、生徒の皆さん、おめでとう!!
下高井農林高校のホームページ
http://www.nagano-c.ed.jp/nourinn/osirase/taikai/taikai.htm#shoku
大会前日の地元放送局のインタビューです。
先生!! 心配しなくっても堂々としてるよ!!
プレゼンまであるんです!!
作るだけじゃダメなんです。
チョロチョロするテレビカメラにも緊張なし!?
ローカルテレビのおかげですか?
これが、「北信濃地産地消deバランス弁当~ふるさとの恵みをいただきます~」
どこかで商品化してくれるところ、無いですか?
カッコからしてマジ、気合入っている高校が相手。
こんな高校に勝ったのだから、スゴイ、の一言です。
<本件に関するお問い合わせ先>
北信地方事務所林務課普及林産係
TEL:0269-23-0216
FAX:0269-23-0258
メール:hokuchi-rimmu@pref.nagano.lg.jp
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
林務部 森林政策課
TEL:026-235-7261
FAX:026-234-0330