2012.11.28 [ 北信/森林物語 ]
長野県北部地震で被災した皆様の村営住宅への入居が始まりました
<北信州森林物語>
平成23年3月12日未明に発生した長野県北部地震により、住宅が被災し自立再建が困難な村民への住宅確保と、将来にわたる定住促進に向けた村営住宅が建設されました。
この村営住宅は、村内の8地区31戸分を、村が長野県住宅供給公社に建設を依頼し、建設された住宅を買い取りして村営住宅として整備管理するものです。
住宅1戸分の構造・規模は、木造2階建てで床面積は78.83m2(約24坪)となっています。
この村営住宅の特徴は、地区コミュニティーが維持できるよう各地区に分散整備し、豪雪地帯対応として、落雪型屋根、雪割り、雪囲い等を設置するとともに、玄関スロープ、室内の段差解消、手すり設置などにより高齢者等にも配慮した設計となっています。
またこの住宅への木材利用にあたっては、使用する木材(1戸当たりの木材使用量は約31~35m3)全てが県産材であり、その9割以上が栄村産の木材を使用しました。
木材の使用箇所は、スギ材(柱、梁)は村内の民有林から、カラマツ材(梁、壁)は主に村内の国有林から、ヒノキ材(土台)は県内の民有林から、とそれぞれ県内産の木材をふんだんに使いました。
また、住宅1棟分は、根羽村、大鹿村、川上村の木材を御寄付いただき建設しました。
平成24年11月26日に、その竣工式が、阿部知事等の来賓の参列を得て挙行されました。
<本件に関するお問い合わせ先>
北信地方事務所林務課普及林産係
TEL:0269-23-0216
FAX:0269-23-0258
メール:hokuchi-rimmu@pref.nagano.lg.jp
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