2011.08.26 [ 森林なるほど情報 ]
森林の地球温暖化防止機能
<森林の持つ多面的機能って?>
不定期連載のシリーズ第2弾は、森林の持つ様々な「多面的機能」をクローズアップ。
第5回目の今回は、「地球温暖化防止機能」に着目します。
森林の樹木は、空気中の「二酸化炭素」を光合成という形で体内に取り込み、「炭素」を有機物として幹や枝などに蓄え成長しています。
そして、残った「酸素」を空気中に放出しています。
このことを身近な例に置きかえると、自家用乗用車1台から1年間に排出される二酸化炭素の量は、80年生のスギ人工林約0.3ha(スギ約160本)の年間吸収量と同じくらいです。
また、1世帯から1年間に排出される二酸化炭素の量は、80年生のスギ人工林約0.8ha(スギ約460本)の年間吸収量と同じくらいです。
1997年に採択された「京都議定書」では、2008年から2012年までの5年間に、1990年と比較した日本の温室効果ガスの削減量を6%と定めました。
このうち3.8%が、森林整備や植林により増加した二酸化炭素吸収量として算入することが認められており、森林整備の重要性がますます高まっているのです。
<本件に関するお問い合わせ先>
林務部森林政策課企画係
TEL:026-235-7261
FAX:026-234-0330
メール:rinsei@pref.nagano.lg.jp
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