伊那谷流域の林業について、継続的に調査・研究・検討する場として、伊那谷流域林業活性化センターの主催で標記研究会が開催され、約100名の参加がありました。
講師のマイケル・ノートン氏からはスコットランドの林業クラスターの創立から現状、成果について、赤堀楠雄氏からは地域振興という観点からの林業の役割について講演がおこなわれ、続く事例発表では、産学官の各分野7名の発表者から様々な立場や視点からの話題提供がありました。
後半では、信州大学農学部植木教授のコーディネートにより講師、発表者と会場の参加者を交えた意見交換が行われ、伊那谷の林業はどう変わっていくか、変えていけばいいか、を考える会となりました。
【内容】
1 日時 平成23年3月3日(木)
2 場所 信州大学農学部 11番教室
3 講演会
「スコットランドの林業クラスターの現状:スコットランドの事例とその成果」
マイケル・ノートン氏 (信州大学経営大学院特任教授)
「地域課題と林業の役割」
赤堀 楠雄氏 (林材ライター)
4 発表
「富士見町における集約化の取り組みについて」 諏訪森林組合
「日報から生産性を推定する?」「強度の上層間伐林分における気象害の発生状況」 長野県林業総合センター
「伊那谷地域の国有林材の流通について」 南信森林管理署
「飯田・下伊那地域の木材流通の実態」 信州大学農学部
「南信での木質バイオマスの取組み」 南信バイオマス協同組合
「伊那市の保育園で取り組む木育」 伊那市保健福祉部
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