来て!観て!松本『彩』発見 歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

来て!観て!松本『彩』発見

歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

良き縁を結びに聖なるものへ詣でる。

こんにちは。農業農村支援センターのメモ帳3p目です。
先日はヴァレンタインでしたね。これも縁を繋ぐイベントの一つではないでしょうか。そこで、ヴァレンタインの元祖である聖ヴァレンティヌスについて思いをはせてみました。諸説ありますが、聖ヴァレンティヌスはキリスト教弾圧の時代、恋人たちの婚姻の祝福を行っていたため処刑され、殉教しました。そのため恋人の守護者と言われています。
今では宗教の自由が認められている日本ですが、かつてキリスト教は禁教とされていました。日本にも多くの殉教者が出ました。そんな時代にあって信州にもキリスト教の足跡がありました。こちらの記事に奈良井宿にある大宝寺のマリア地蔵尊について掲載されているのでぜひご覧ください。ところで聖母マリアと観音様あるいは地蔵尊が合体しているのは不思議ですよね。このことについて、遠藤周作はこう書いています。


…観音はもともと男性であって女性ではないという。しかし今日東京博物館に保管されている長崎地方のかくれ切支丹が所有していたマリア観音は童児をいだいていると否とにかかわらず、女性的な表情を持っている。そしてこれをひそかに祈っていた転び者の子孫たちもその白衣から聖母マリアの被っているヴェールを連想し、その胸の瓔珞からコンタツを思い浮かべてこれを母性「マリア」に見立てたのである。
遠藤周作『縁の糸』世界文化社 1998

※コンタツ…数珠
※瓔珞…珠玉を連ねた首飾りや腕輪


観音様も地蔵尊も慈悲深くまた親しみある菩薩様です。そこにも日本人は聖母マリアを見出したのでしょう。これもひとつのご縁ではないでしょうか。
松本管内にも観音様や縁結びのパワースポットがいくつもあります。旧筑摩郡(今の松本市を中心とした地域)には、厄払いで有名な牛伏寺など信州筑摩三十三カ所観音霊場と呼ばれる巡礼路があります。巡ってみれば何かご縁に巡り合えるかもしれません。

また、
恋人の聖地として認定を受けた穂高神社。

縁結びの石神様がいらっしゃいます。

様々な縁結びをしてくれる四柱神社。

…などなど、見逃せない縁結びスポットはたくさんあります。
皆さまにあたたかき良きご縁がありますように。

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