みなさんこんにちは
松本農業農村支援センターのKです
私が大好きな“木曽漆器”の生産地、“塩尻市木曽平沢”を紹介します
漆器と言えば高価な伝統工芸品のイメージですが、丈夫な木曽漆器は日用品として生産されてきました
我が家の漆器は”私の大切なもの” なので扱いは ”ていねいに” ですが、特別なお手入れなどはしていません。痛んだら漆を塗りなおしていただいて、長いお付き合いをしています。
—”大谷石蔵“と”木曽漆器“—
諏訪神社から20分 てくてく・・・木曽漆器館に到着!!
館内には 人間国宝などの地元伝統工芸師の皆さまの素晴らしい作品が!!
長野オリンピックの金メダル!!
塗箸漆絵付け体験もできます!!(要予約です)
“木曽漆器の歴史”や漆と“木地の製造から漆器になるまでの説明”と“様々な用具”の展示がたくさん!!
・・・はしゃいでいると本日のミッションが終わらないので進みます・・・
皆さまは時間に余裕をもって木曽漆器館へいらっしゃってくださいね!!
木曽漆器の歴史を堪能した後は、漆工町の町並みへもどりまして木曽平沢の代表的な建物配置を見学させていただきました
お屋敷を見学させていただいたのは“山加荻村漆器店”さまです
お店の中にはすてきな漆器がたくさん・・・
あれもこれもお持ち帰りしたくなっちゃいましたが、ひとつだけすごいかわいいを・・・
木曽平沢の建造物は、漆工町の多くの特徴を持っています。
☆敷地には、街路に面してアガモチと称する空地を取って主屋を建てています
☆敷地の奥の蔵に抜けるための通路または通り土間が南側にあります
☆中庭を介して漆塗の作業場である塗蔵を配し、その奥に離れや物置などが続く など
通り土間の先には・・・
すてきな中庭・・・
この日はかわいらしいホトトギスが咲いていました・・・
その先には、かつては作業場だった土蔵が、今はギャラリーに・・・
その先には大きな大谷石の土蔵が・・・
こちらのお屋敷の土蔵は、漆喰と大谷石の2種類あります。
違いをお伺いしたところ、「大谷石の土蔵は漆喰の土蔵に比べ建築期間がみじかいんですよ」と教えていただきました。
漆器産業が発展する中で、少しでも早く作業場を建築したかったということでしょうか?
遠く栃木県から鉄道と馬車で運ばれてきた大谷石は、石蔵となり、湿度・温度が安定している環境を生かし、漆塗りの作業場として使われてきました。
木地から商品までの一連の作業を、分業せず、それぞれの工房で行ってきた木曽平沢では、大谷石の石蔵をいくつも見ることができます。
ちょっと目線を変えて訪問した塩尻市木曽平沢・・・とってもすてきでした✨
もうすぐ紅葉も始まりますし、 “てくてく”歩くのに さわやかな秋は最高の季節ですね
“秋の漆器祭り” にあわせ “秋の木曽路の散策” はいかがでしょう?
てくてく歩いて30分ほどの、お隣の駅の奈良井宿や道の駅木曽くらしの工芸館もあわせて観光できちゃいます。
楽しい一日を、みなさまもぜひ
2024秋の漆器まつり+木曽オープンファクトリー「ヨヨヨイ!!! 超工芸」
10月5日(土)・10月6日(日)開催
https://yoyoyoi-kogei.studio.site/
(ヨヨヨイ!!! 実行委員会(木曽漆器工業協同組合内)さまのHPです)
(地区内の駐車場は、木曽漆器館近くのうるしの里広場と、塩尻市木曽高等漆芸学院近くにあります)
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
松本地域振興局 総務管理課
TEL:0263-40-1955
FAX:0263-47-7821