長野県林業総合センター 育林部 ぶらた森 です。
7月5日の金曜日。
松本市の中心にある松本市立博物館へやってきました。
博物館の入口には、きれいなデザインで彩られたチョウと小鳥の姿が
実は、令和6年度企画展「生物多様性と松本ーすぐとなりにあるワンダーランドー」の開催を記念して関係者向けの内覧会ということで、一足お先に見学をしてきました。
今回の企画展は松本市としても久しぶりの自然系の展示ということで、関係者も気合いが入っており、多くの生き物が棲む松本市をイメージして、昆虫採集をイメージしたテープカット(風船割り?)で開幕です。
展示室内には3,000mを越える高山帯から市街地までの多様な環境に恵まれた松本市の豊かな自然を美しい写真と剥製などの標本で紹介しています。
こうした松本市の自然が私たちの生活にとって大切なものであるかを「生物多様性」の視点から読み解いていくため、松本市に限定せず、世界との比較も含めて幅広く紹介しています。
一方で、私たちが気づかない中で、松本市では見かけなくなった生き物や、新たな脅威となっている生き物など、環境の変化を感じることもできます。
総合博物館らしく、自然系の特別展とはいえ、地域の歴史や文化にも触れており、歴代の城主が使っていた家紋の材料となった植物が松本市内で見られることなど、松本市の自然が、地域の生活にしっかりと息づいていることも読み取ることができます。
松本市の生き物たちの立ち位置を世界から概観し、松本の豊かな自然を理解した上で、現在の脅威を考え、そして、これからどう進んでいけば良いのか?
展示の最後は、未来に向けたメッセージで締めくくっており、この夏休みに私たちの周りに拡がる自然の現状を理解するには良い展示になっていると感じました。
私が内覧会に呼んでいただけたのは、今回の企画展にちょっとだけ協力させていただいたことに他なりません。
では・・・林業総合センターはどんな協力をしたのか?
興味のある方は、ぜひ会場に足を運んでいただければ幸いです。
今回の企画展は、夏休みに合わせて2024年7月6日から9月2日まで開催しています。
博物館は火曜日休館ですが、8月13日は臨時開館するとのこと。
詳しくは、松本市立博物館にお問い合わせください。
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長野県林業総合センター 育林部
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メールアドレス: ringyosogo@pref.nagano.lg.jp
*展示内容につきましては松本市立博物館にお問い合わせください。
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