商工観光課では、地域の子どもたちにものづくりへの関心を高めてもらうため、安曇野市の株式会社アズミ村田製作所様のご協力により、7月26日(金曜)に16回目となる「夏休みおもしろ技術と子どものふれあい教室」を開催しました。
参加対象者は小学校4年生から6年生の子どもたちで、応募者の中から抽選で午前の部20組43名と午後の部20組46名(保護者含む)が参加しました。この教室では工場見学、「ムラタセイサク君Ⓡ」「ムラタセイコちゃんⓇ」の走行見学、ライントレースカーの製作を行いました。
株式会社アズミ村田製作所はどんなものを作ってるかと言うと、スマートフォンやタブレット端末などの携帯機器に使われるパワーインダクター(LQM)や、液晶テレビ、ノートパソコン、自動車などで使われるノイズを吸収するチップフェライトビーズ(BLM)を生産しています。私たちの生活の中で様々な電子機器に数多く使われていて無くてはならない製品です。
最初に工場見学を行いました。工場内は写真撮影が出来ませんが、整理、整頓、清掃が行き届いたきれいな製造現場です。
生産されている製品はシャープペンの芯の大きさから米粒ほどの大きさまでミリ単位のものばかりでした。
工場見学の後は自転車に乗るムラタセイサク君®と一輪車に乗るムラタセイコちゃん®の走行見学をしました。
ムラタセイサク君®とムラタセイコちゃん®は支えが無くてもその場で停止したり、前進やバックをして子どもたちを驚かせていました。希望する子どもたち数名が操作スティックを使って前進やバックの走行体験も行いました。
ライントレースカーの製作です。
株式会社アズミ村田製作所の社員の方が作業手順を分かりやすく説明してくれました。その後、自分達のペースで作りはじめ、分からないところはスタッフに教わりながら、組み立てていきます。ほとんどの子どもたちがハンダを使うのは初めてでしたが次第に慣れてきて上手に使いこなしていました。
机の上で作り上げたライントレースカーの動きを確認した後、別会場に白い大きな紙を敷いて、子どもたちが思い思いのコースを描き、ライントレースカーのスイッチを入れると、白い紙の上に赤いランプが点燈して黒いラインに沿ってライントレースカーが走り始めました。
初めて会った隣の子とすぐに仲良くなって、一緒にライントレースカーを走らせていました。
今年もたくさんの子どもたちの笑顔に会えました。
この教室が子どもたちの思い出に残り、ものづくりに興味を持つきっかけになってくれればと思います。
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